今日のみ言葉【No.3757】(2025年10月22日)「回り道の恵み(2)」

(「こひつじイラスト」より)

昼は雲の柱、夜は火の柱が、民の前から離れなかった。
(出エジプト記13:22)

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「神は紅海に沿う荒野の道に、民を回らされた」
(出エジプト記13:18)

とあるように、神はイスラエルの民に遠回りの道を選ばせました。

その際、2つのものが民を支えました。

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1つ目は、ヨセフの遺骸です。

これは、

「こうしてヨセフは百十歳で死んだ。彼らはこれに薬を塗り、棺に納めて、エジプトに置いた」
(創世記50:26)

とありますので、ミイラだと考えられます。

信仰には、先に立つ人が必要です。

ヨセフの遺骸は、信仰の経験の浅いイスラエルの民に、

「ヨセフを顧みられた神は、我々をも顧みてくださる」

と、神への信仰を思い起こさせる象徴的存在となったのです。

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2つ目は、雲の柱と火の柱です。

「主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた」
(出エジプト記13:21)

これは、神の保護と導きが、「雲の柱」「火の柱」という形であったことを表します。

これを象徴として考え、雲の柱とは昼間の合図としての狼煙(のろし)で、火の柱とは夜間行進の際の松明(たいまつ)の光だとする説もあります。

それが実際どのようなものであったか、現代に再現することはできません。

しかし、雲の柱が日中の直射日光を防ぐ影を作り出し、イスラエルの民を暑さから守り、昼間でも移動できるようにしていたと考えることができます。

また、火の柱は夜の灯りとなって彼らの足元を照らし、同時に野生動物の襲来を避けさせ、イスラエルの民が夜も安全に進むことができるようにされたと考えられます。

つまり、神の臨在が常にあり、昼も夜も神と共に歩むことができたということです。

神と共に歩むことの大切さを、預言者ミカはこう語っています。

「人よ、彼はさきによい事のなんであるかを
あなたに告げられた。
主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、
へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか」
(ミカ6:8)

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主による回り道は、神と共に歩む道です。

今日もまた、神の守りの中を一歩ずつ歩んでまいりましょう。

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