今日のみ言葉【No.3723】(2025年 9月 9日)「ペテロの主張とイエス様の答え」

イエスは言われた、「よく聞いておくがよい。だれでも神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子を捨てた者は、必ずこの時代ではその幾倍もを受け、また、きたるべき世では永遠の生命を受けるのである」。
(ルカ18:29-30)

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小学1年生の時、郵便局の通帳を作ってもらい、貯金を始めました。

何もしないで預けておくだけで利子が付いて、お金が増えるという仕組みは、子供時代の私には夢のような話でした。

ペテロは自分のすべてをイエス様に預けたのですから、当然、

「ついては、何がいただけるでしょうか」
(マタイ19:27)

とイエス様に尋ねました。

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イエス様の回答はこうです。

「よく聞いておくがよい。だれでも神の国のために、家、妻、兄弟、両親、子を捨てた者は、必ずこの時代ではその幾倍もを受け、また、きたるべき世では永遠の生命を受けるのである」
(ルカ18:29-30)

払った犠牲の何倍もの報いがあると保証されています。

並行箇所のマルコ10:30では、「必ずその百倍を受ける」とあります。

利息にたとえれば、1%や2%ではなく、1万パーセントにも及ぶ報いがある、というのです。

イエス・キリストに人生を「預金」すると、何もせず、放っておくだけで祝福という「利息」が増え続ける…。

そんなうまい話があるのでしょうか?

マルコの続きには、「迫害と共に受け」とありますから、やはり犠牲を払うことや努力はしなければなりません。

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また、これは、この世の労苦と引き換えの取引と考えると、御心がわからなくなります。

続くマタイの20章で、夕方5時にぶどう園に雇われた農夫も同じ1デナリの報酬をもらった話は、まさにその説明のためです。

「富を犠牲にした者は、その幾倍もの霊的富を得るようになる」

そのように考え、物質的富はあくまでも副産物と考えておくのが無難です。

この話を聞いた十二弟子たちが、「豪邸を建てた」「お金があり余るほど増えた」ということにはなっていないからです。

彼らの報いは、イスラエル12部族を裁く地位に就く、ということです。

「世が改まって、人の子が栄光の座につく時」
(マタイ 19:28)

「きたるべき世」
(ルカ18:30)

とは、ヨハネの黙示録に記されている大患難時代の後の千年王国のことです。

キリストの御座の裁きで信者の報償が確定し、千年王国においてそれが具体的に実現します。

そして何よりも、キリストを信じる者すべてに与えられる最高の報いは、永遠の命です。

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報いを与えてくださる神を信頼しつつ、今日も温かく誠実な信仰生活を歩んでまいりましょう。

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