今日のみ言葉【No.3715】(2025年 8月30日)「生活の処方箋（254）『すべてのものに素晴らしさを見出す』」

わたしは貧に処する道を知っており、富におる道も知っている。わたしは、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に処する秘けつを心得ている。わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。
（ピリピ4:12-13）

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貧しい時代には、物を買うときに、安い物を求めます。

豊かな時代になっても、1円でも安いスーパー目がけ、いくつもの店を通り越してお目当ての買い物をなさる方もおられます。

しかし、現代の日本は、価格よりも価値に心を配る時代へと移行しつつあります。

値段が安いというのも価値の一つですが、自分しか持っていない、自分の個性に合う等、本人固有の生き方にマッチするものを求める考え方、生き方です。

価格から価値へ。

これは一つの確かな流れです。

安ければいい、という考えよりも、値段ではなく、物事すべてのことに意味や価値を見出すことによって、人生の空虚さを満たそうとする時代です。

そして、この価値とは、どんなことも素晴らしい、という生き方の窓を通して、すべてのものに素晴らしさを見出すことができるのです。

（※田中信生の『生活の処方箋』より）

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物事すべてに価値を見出し、どんなことにも素晴らしさを見出すにはどうしたらよいのでしょう。

使徒パウロは、

「ありとあらゆる境遇に処する秘けつを心得ている」
（ピリピ4:12）

「貧に処する道を知っており、富におる道も知っている」
（ピリピ4:12）

と宣言しています。

その根源となり、彼の生き方を支えるものとは、

「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる」
（ピリピ4:13）

という信仰です。

これは、スーパーマンになって何でも自分の思い通りのことをかなえてやろうとする野心ではありません。

神が与えた状況であるなら、必ずそこに解決の道があり、祝福があると信じる信仰です。

この御言葉は、あなたに希望を見出させます。

たとえ今あなたが困難な状況の中におり、何の希望も見出せなくても、

「わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる」
（ピリピ4:13）

との御言葉を心に抱き、とどめていくと、御言葉があなたに希望を見出させるのです。

さらに、パウロはローマ人への手紙でこう祈っています。

「どうか、望みの神が、信仰から来るあらゆる喜びと平安とを、あなたがたに満たし、聖霊の力によって、あなたがたを、望みにあふれさせて下さるように」
（ローマ15:13）

希望は神からやって来ます。

この祈りの言葉は、神から与えられた希望が私たちの心を喜びと平安で満たすと力強く語っています。

この信仰に支えられるとき、私たちはどんなことにも価値を見出し、すべてのものに素晴らしさを見出す人生を歩むことができるのです。

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今日もまた、神からの希望を受け取りつつ歩んでまいりましょう。

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