今日のみ言葉【No.3704】(2025年 8月 9日)「生活の処方箋(251)『試練をも宝に』」

わたしは命と死および祝福とのろいをあなたの前に置いた。あなたは命を選ばなければならない。
(申命記30:19)

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今は不景気だからダメ、育ち方が不十分だから、と、まわりに自分の将来をゆだねる人がいます。

確かに、他人や状況を理由にすれば、自分は何もしないですむのですから、楽かもしれません。

しかし、今からの人生は、あなたの選択がすべてを決定します。

スイスの著名な精神科医、ポール・トゥルニエは、

「生きることは、選ぶことである」

と語りました。

あなたが今選択し、あなたが今蒔くものを、やがてあなたは刈り取ることになります。

過去までも、どのように考えるかによって、

「意味の無い過去」

と受け取ることもできますし、

「価値ある人生の土台」

と考えることもできます。

自分で考え、選択し、選択したことに責任を持つことを、人格的な存在と言います。

それは時に厳しく、つらく、打ち震えます。

しかし、天を仰いで、試練をも宝に変える生き方を選び、励みたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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モーセに率いられ、約束の地カナンに入る直前のイスラエルの民に、神はこう命じました。

「わたしは命と死および祝福とのろいをあなたの前に置いた。あなたは命を選ばなければならない」
(申命記30:19)

命と祝福とは、神の戒めを守り、主を愛し従う道です。

死とのろいとは、神から離れ、他の神々に従う道です。

神は人間が自動的に命と祝福の道を歩むようにはなさいませんでした。

神の言葉に従うか、それとも神に反逆して偶像礼拝の道に行くか。

その選択を、人間の自由意志に委ねられたのです。

イスラエルの民は、自らの自由意志でそのどちらかを選びました。

そうすると、彼らが味わう祝福や呪いは、すべて彼らが下した選択の結果となります。

責任を持って生きるとはどういうことかを、彼らは身をもって学ばされたのです。

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神が与えてくださる自由。

それは、人間が単なる機械のように生きるのではなく、人格を持った尊い存在として生きるための贈り物です。

今日もその自由を正しく用いて、命と祝福の道を選ぶ人生を歩んでいきましょう。

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