今日のみ言葉【No.3687】(2025年 7月19日)「生活の処方箋(246)『聞く能力』」

「聞く耳のある者は聞くがよい」
(マルコ4:23)

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現代人にとって大切なことは、情報を聞く能力です。

「話し上手は聞き上手」と言われるように、聞く能力こそ、現代のマスター・キーです。

「聞く」には3つのレベルがあります。

第1は耳で聞くこと。

私たちは語ることが多く、耳ではなく、つい、口を用いていることに気づかないものです。

人生の土台は口ではなく耳、といつも心したいものです。

第2は体で聞くこと。

相手の方に向き、相手の語ることに焦点を合わせることです。

講演会などではできるだけ前の方に座るなど、体全体で物事を吸収しようとする姿勢は、豊かさをもたらします。

第3は心で聞くこと。

相手に共感しながら、声に出さなくても、語る人の心とキャッチボールをしながら聞く時、より深い、実り豊かな結末を得ます。

聞くことに心してみたいものです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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イエス・キリストは、たとえ話を語られたその終わりに、繰り返しこう言われました。

「聞く耳のある者は聞くがよい」
(マルコ4:23)

「耳のある者は聞くがよい」
(マタイ13:9)

これは単に「音として聞く」ことではなく、心の耳で神の言葉を受け入れ、理解し、悟るようにと求めておられるのです。

たとえ話は、神の国というまだ未体験の世界や、神学的な抽象的概念を理解しやすくするために用いられました。

人々の日常生活から取られた身近な例を話の題材としているので、聞く人は誰でも自分の理解度に合わせてわかるようになっていました。

ところが、誰でも自分なりの理解でわかるということは、それ以上の霊的レベルの理解に至るには、相当心の準備がなければ到達できないことを意味します。

つまり、

「ああ、あのことね。あれはわかっている」

そう思ってしまえば、それ以上のことは探らず、その人の進歩は止まってしまうのです。

こうなると、日常生活レベル以上の霊的理解には到達できません。

ですから、イエス・キリストは、たとえ話の最後で、

「聞く耳のある者は聞くがよい」
(マルコ4:23)

と何度も語られたのです。

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神の言葉を聞いて悟る者として、確かな信仰生活の歩みを続けていきましょう。

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