今日のみ言葉【No.3679】(2025年 7月10日)「第三の災い」

魔術師らはパロに言った、「これは神の指です」。しかし主の言われたように、パロの心はかたくなになって、彼らのいうことを聞かなかった。
(出エジプト記8:19)

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近年、「退職代行」の会社を利用する人が増加しています。

会社を辞めたいが、直接交渉するのは精神的ハードルが高いと感じていたり、パワハラを受けている等、様々な理由でこのようなサービスを利用するのだそうです。

一般の従業員は労働法に詳しくないのですから、自分の弱さを認め、その分野に詳しいプロに任せる方が、賢明なやり方なのかもしれません。

神を背後に解放を迫るモーセとアロンに対して、退かないパロと、あっさり退陣する魔術師たちの姿が、出エジプト記第8章に記されています。

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パロは心をかたくなにしたため、第3の災害がエジプトを襲います。

それは、「ぶよ」の大量発生でした。

「ぶよ」とは、体長2〜3ミリ程度の蚊に似た昆虫で、人や家畜の血を吸います。

たった1匹や2匹でも、体にとまって刺されると、その部分がかゆくなり、非常に煩わしいものです。

この災いでは、人と家畜に大量の「ぶよ」がつき、人々の日常生活と衛生状態に深刻な影響を与え、逃れることのできない不快感と苦痛をもたらしました。

モーセとアロンは、エジプトの人民を苦しめ、復讐するためにこの災いを願ったのではありません。

パロが約束を反故にし、イスラエルの民を解放しなかったため、神が第3の災いを起こされたのです。

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もし、パロが心を変え、神に従うなら、災いは起きません。

しかし、彼は神に対抗し、自分の手で問題を解決しようとします。

それがエジプトの魔術師たちの行動です。

「魔術師らも秘術をもって同じように行い、ぶよを出そうとした」
(出エジプト記8:18)

ここは、魔術師たちが自発的に行ったというより、パロの命令によって「ぶよ」を出そうとしたと考える方が自然でしょう。

彼らが「ぶよ」を出す術を知っていたなら、当然、それを消す術も心得ているはずです。

パロは、彼らにそれを期待していたのでしょう。

ところが、魔術師たちには手に負えず、とうとうこう言います。

「これは神の指です」
(出エジプト記8:19)

「神の指」とは神の力のことです。

魔術師たちは神の力を認め、これを最後に退きます。

彼らは自分たちの限界を客観的に理解し、負け戦を続けることを選びませんでした。

その点で、魔術師たちはパロよりも賢明だったのです。

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自分の力の限界を認めることは、つらいことでもありますが、それは賢い選択でもあります。

人の終わりは神の始まりです。

神の力を認め、神に従う生活を行って参りましょう。

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