今日のみ言葉【No.733】(2014年 1月10日)

主よ、力のある者を助けることも、力のない者を助けることも、あなたにおいては異なることはありません。
(歴代志下14:11)

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ここまでの旧約聖書の歴史を簡単に振り返りましょう。

神はアブラハムを選び、イスラエルの歴史がスタートします(創世記)。

エジプトで奴隷であったイスラエルをモーセが率いて脱出します(出エジプト記)。

40年の荒野の放浪の後、約束の地カナンに入ります(ヨシュア記)。

サウル、ダビデ、ソロモンの王制の時代となり、イスラエルは絶頂期を迎えます(列王紀〜歴代志)。

しかしソロモンの死後、王国は北と南に分裂し、内乱と対立の緊張関係が続く時代となります。

今日の歴代志下14章に出てくるアサ王は、この時代の南ユダの王でダビデの玄孫(やしゃご)にあたります。

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アサ王の最初の10年には戦争が無く、平和な時代が続きました。

それは、

「アサはその神、主の目に良しと見え、また正しと見えることを行った。」
(歴代志下14:2)

とある通り、彼が神の御心を行ったからです。

その間、彼は58万人の軍隊を備え、国の防衛を強化しました。

しかしそれを上回る100万人の軍隊を擁するエチオピアが攻めてきました。

明らかに自軍が劣勢の戦いで、アサ王はどうしたでしょうか?

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聖書はこう記しています。

「時にアサはその神、主に向かって呼ばわって言った」

アサ王の生涯で、神に寄り頼むかどうか、が常に人生の分かれ目でした。

自分の手に余る課題が与えられたり、忙しいさなかになお問題が起こったり、人生はストレスの連続です。

ガクッとうなだれ、

「はぁ〜」

とため息をついても良いのです。

そしてその次に、

「主よ、力のある者を助けることも、力のない者を助けることも、あなたにおいては異なることはありません。」

と、本当に顔を天に向けて仰ぎ、アサが祈った通りに「主に呼ばわる」のです。

主に寄り頼むスタートラインはここです。

あなたを助けるために神が周到に準備されていたみ業が表面に現れ出すのはこの時からなのです。

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主の助けを仰ぐ一日として参りましょう。

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