今日のみ言葉【No.726】(2013年12月19日)
わたしの名をもってとなえられるわたしの民が、もしへりくだり、祈って、わたしの顔を求め、その悪い道を離れるならば、わたしは天から聞いて、その罪をゆるし、その地をいやす。
(歴代志下7:14)
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主の栄光が神殿に満ち、その完成を祝うお祭りが7日間続き、8日目に聖会があり、そこで民はようやく帰っていきました。
民は皆
「イスラエルに施された恵みのために喜び、かつ心に楽しんで去った。」
(歴代志下7:10)
とあります。
めでたしめでたしで終わったその夜、主なる神が現れ、ソロモン王にこう語られました。
やがて時がたち、イスラエルが神に背く時がある。
その時、主は天災という形でイスラエルを罰することを預言されました。
しかしその時でも、
「わたしは天から聞いて、その罪をゆるし、その地をいやす。」
と神はおっしゃるのです。
何という素晴らしい約束でしょう。
ただし条件があります。それは、
「もしへりくだり、祈って、わたしの顔を求め、その悪い道を離れるならば、」
です。
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「人よ、彼はさきによい事のなんであるかをあなたに告げられた。主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか。」
(ミカ6:8 )
へりくだり、とは文字通り、下ることです。
どこまで下るかというと、自分のあるべき位置までです。
詩篇にこうあります。
「ただ少しく人を神よりも低く造って、栄えと誉とをこうむらせ、」
(詩篇8:5)
人間は神の下にいるのが「あるべき位置」なのです。
しかし、罪ある人間はどうしても上に登りたがります。
自分の方が上で、自分の方が正しく良い考えを持っていると思いたがるのです。
そこであえて「へりくだる」選択をすることは、人間の心に苦痛をもたらします。
しかし、その葛藤をも神様はご存知で、
「神の受けられるいけにえは砕けた魂です。神よ、あなたは砕けた悔いた心をかろしめられません。」
(詩篇51:17)
と、私たちを悔い改めとへりくだりに導こうとして、励まして下さるのです。
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先日、私は実家の犬に手をかまれました。
小型犬ですがさすがにビーグルは狩猟犬の種類。
肉は裂け、親指の爪が割れ、血が噴出…。
あわてて外科に駆け込みました。
「まずオキシドールの消毒だろうな。あのビリッ!と来る痛みに耐えねばならない」
と覚悟を決めて診察室へ…。
ところが、医師は水道の水で濡らしたガーゼで丹念に傷口をふき、看護師さんに
「抗生剤入りの軟膏を塗って、包帯で巻いて下さい」
という指示を出し、それで処置が終わりだというのです。
「えっ、バイ菌まだやっつけてないですよ!消毒しないの?」
と、私は心の中で叫び、
「この人本当に外科医?」
と疑ってしまいました。
自分の方が正しいと思っている罪人の典型的姿です。
医師は穏やかにこう説明して下さいました。
「消毒すると逆に傷口を痛めてしまい、治りが遅くなります。今後は化膿さえしなければ、傷口は水で洗い、軟膏を塗って、絆創膏を貼るくらいでいいですよ。」
昔とは打って変わって、今はそういう治療に変わり、人間に与えられている自然治癒力が最も発揮される医療体制になったのです。
私は完全には納得しませんでしたが、
「これもへりくだりの一つか」
と思って、医師の言いつけを守りました。
1週間たって、傷口はきれいにふさがりました。
医者より自分の方を上にしなくて良かったなぁ、と今つくづく思っています。
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謙遜に徹し、へりくだる痛みと恵みを共に味わわせていただく一日として参りましょう。
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