今日のみ言葉【No.3434】(2024年 8月23日)「水腫を患っている人の癒やし(2)」

作者不詳のフレスコ画「水腫に苦しむ人を癒やすイエス」(コソボ・デチャニ修道院所蔵)

するとそこに、水腫をわずらっている人が、みまえにいた。
(ルカ14:2)

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散々やっつけられると、仕返しをしたくなるのが人間の本性です。

自分たちではかなわないので、ボスに頼って反撃してきたのが今日の箇所です。

パリサイ人のかしらは、奥の手を出してきました。

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イエス様は度々、「安息日に人を癒やすかどうか」を試されました。

安息日にはモーセの律法によって労働が禁止されています。

癒やしは医療行為に当たるので労働と見なされます。

ですから、イエス様が安息日に人を癒やしたら、「律法に違反している」とパリサイ人らは訴えることができます。

これが第1の面です。

では癒やしを行わないとなると、「愛の人とは名ばかりか」と非難することができます。

これが第2の面です。

つまり、癒やしても癒やさなくても、パリサイ人らの勝利は確定していると彼らは考え、自信満々で臨んだわけです。

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今回は水腫という病です。

なぜこの人がわざわざイエス様の御前にいたのでしょうか?

もちろん、彼には癒やされたいという思いがあったに違いありません。

しかし、この状況にはパリサイ人のかしらの企みがあったのです。

水腫という病は、神に呪われたゆえに起きた結果だと考えられていました。

「祭司はその女に、のろいの誓いをもって誓わせ、その女に言わなければならない。――主はあなたのももをやせさせ、あなたの腹をふくれさせて、あなたを民のうちの、のろいとし、また、ののしりとされるように。また、のろいの水が、あなたの腹にはいってあなたの腹をふくれさせ、あなたのももをやせさせるように』。その時、女は『アァメン、アァメン』と言わなければならない」
(民数記5:21-22)

つまり、

「神が呪われて病になっているのだから、この人の状態は神の御心なのだ。それをひっくり返して癒やすなどしたら、神の御心に反することを行うことになるのだぞ!」

という、言葉に出ない強い脅しまでが含まれているのです。

イエス様はどうなさるのでしょう?

以下、次回に続きます。

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どんな攻撃にも耐え得るイエス様と共に歩んでいるのだと確認しながら、今日の一日を過ごして参りましょう。

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