今日のみ言葉【No.3055】(2023年 4月13日)「祝福を受けるイサク」
イサクはその地に種をまいて、その年に百倍の収穫を得た。
(創世記26:12)
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富士フイルムという会社は写真のフィルムを製造する会社でしたが、今やその売上は全体のごく一部となりました。
デジタルカメラの登場で写真フィルムの需要がほぼ無くなったからです。
時代の波に乗りきれなかったライバル会社コダックは倒産しました。
しかし、富士フイルムは、写真フィルムなどで培ってきた技術を生かし、異業種である医療・美容の分野に進出し、昔とは全く違う会社として事業を展開しています。
イサクは今で言う「異業種参入」に挑戦し、大成功を収めたことが記されています。
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「イサクはその地に種をまいて、その年に百倍の収穫を得た」
(創世記26:12)
これを読んで、「ああ、良かったね」という感想以上に、「これは凄いことだ」と驚かなくてはいけません。
なぜなら、イサクは牧畜をしていた人で、農業は今回が初めてだからです。
これが彼の「異業種参入」です。
さらに、経験の無い素人が「百倍の収穫を得た」のはラッキーだった、ということだけでは済まされません。
この時は飢饉の時だったからです。
作物を育てるのが難しい気候状態の時に、農業未経験者のイサクが百倍の収穫を得たということは、そこに神の介入があったということです。
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神は約束を守られたのです。
「あなたがこの地にとどまるなら、わたしはあなたと共にいて、あなたを祝福し」
(創世記26:3)
と言われたイサクは、ゲラルの地に定住したので農業を営むようになりました。
そこで神はその言葉通り、約束を果たし、彼に百倍の収穫という祝福をお与えになったのです。
「このように主が彼を祝福されたので、彼は富み、またますます栄えて非常に裕福になり、羊の群れ、牛の群れ及び多くのしもべを持つようになった」
(創世記26:13-14)
彼は本業の牧畜の方も栄え、裕福な人となりました。
約束を守られる神の祝福があったからだと解釈する以外、このことは考えられません。
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しかし、その神の御手の働きが見えない周囲の人にとってはどうでしょう。
もし私がアビメレクの部下の立場にいるとしたら、きっと、
「これはおかしい。こんなことがあっていいのか。あんなに嘘をついてまわりをトラブルに巻き込んだ人が祝福されるなんて…」
と思うことでしょう。
他人の成功を喜び、祝福できる人は相当訓練された人であり、生まれつきのままで何も教えられていない人は、ねたみます。
やがてイサクは、引き下げ、足引っ張りに出会います。
彼が神に信頼するよりも、恐れて、妻リベカを妹と偽った嘘の影響がここに現れてきたわけです。
せっかくの神からの祝福も、自分が過去に犯した過ちによって無に帰してしまうのでしょうか?
以下、次回に続きます。
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約束通り、神の祝福を受けている自分に気づく今日として参りましょう。
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