今日のみ言葉【No.2207】(2020年 2月22日)「ゆだねる」

あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる。主は正しい人の動かされるのを決してゆるされない。
(詩篇55:22)

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認知症になると物忘れがひどくなるだけでなく、段取りを追って手順を踏むということができなくなります。

私の母親は料理ができなくなりました。

介護保険を用いてヘルパーさんに食事の世話をしてもらうことになったのですが、

「いい、いらない。自分のことは自分でする」

と、最初は大変抵抗しました。

しかし、すっかりゆだねた今は

「日本はいい国だ。これは良い制度だ」

と言って笑顔で安心の生活をしています。

自分よりも遥かに大きいものにゆだねる時、人を心に安心を得ます。

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詩篇第55篇は、ダビデが愛する息子アブサロムに追われた時の詩篇です。

愛する者が敵となるということは、最大のショックであり、相当のストレスを味わうものです。

ダビデの心の中は荒れ狂う嵐のように乱れたことがこの詩篇の中に書かれてあります。

その中で、彼は神に祈り求めます。

すると神は奇跡的な方法で彼をこの苦境から救い出されました…、とはなりませんでした。

神の答えは、神に重荷をゆだねる心になる、というものでした。

「あなたの荷を主にゆだねよ。主はあなたをささえられる。主は正しい人の動かされるのを決してゆるされない」
(詩篇55:22)

問題は何も解決していません。

そもそも、自分には解決する力がないのです。

それを認め、自分のあるべき姿ではなく自分の現在地点にストンと落ちると、人はこの心境になります。

そこから神の大きさと力と愛が分かり出し、ゆだねた時の平安を味わいながら人生を送ることができるのです。

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K子さんは機械が苦手な人です。

ガラケーで十分だったのですが、時代の流れでどうしようもなくスマホに変えざるを得ませんでした。

するとわけのわからない通知が出てきたり、急に画面が変わったりするので、携帯ショップに走りましたが、

「ご予約のないお客様は…」

と言われ、相当待たされることがわかりました。

考えた彼女は、

「そうだ、ITに詳しいあの人のところに持っていってみよう」

という知恵が与えられました。

「あの人なら信頼が置ける。この中身を見られたとしても悪いことはしないはずだ。全部おまかせしよう」

と心が決まり、早速行って、スマホを渡しました。

すると、

「はいはい、ああ、これはこうですね」

と、問題のアプリを削除し、

「もうこれで余計な通知は来ませんから安心して下さい。ついでにいらないアプリも削除しましょう」

と言って、クリーンにしただけでなく、スマホのダイエットまでしてもらえました。

短時間のうちに全ては解決し、スマホの動作も軽快になったように感じられたK子さんは、喜びと平安を持って家路につくことができました。

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どうすることもできなくなって、追い詰められた時。

その時は、神が「ゆだねなさい」と言っておられる時です。

重荷を主にゆだね、平安な心で今日一日を過ごして参りましょう。

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