今日のみ言葉【No.2913】(2022年10月 1日)「ソドムとゴモラの滅亡(2)」
ロトは彼らを見て、立って迎え、地に伏して、言った、「わが主よ、どうぞしもべの家に立寄って足を洗い、お泊まりください。そして朝早く起きてお立ちください」。彼らは言った、「いや、われわれは広場で夜を過ごします」。
(創世記19:2)
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東日本大震災後、NHKのアナウンサーたちは議論に議論を重ねました。
危険が迫り、緊急に避難が必要であると「伝える」ことはできたが、それが「伝わった」という領域まで行ったのだろうか…。
インフォメーション(information)までは行ったが、コミュニケーション(communication)までは行けなかった、その無念さ、無力さが、新しい話し方に結実しました。
それは、危険が迫っていることをアナウンサーの「姿の変化」から感じ取ってもらおうという試みです。
NHKのアナウンサーと言えば礼儀正しいもの。
冷静沈着なはずの人が、ある瞬間を境に、
「東日本大震災を思い出してください!」
「今すぐ可能な限り高いところに逃げること!」
と命令口調で叫び始める。
視聴者はそこに異常を感じ、なにか特別なことが起きていると察し、それが避難行動につながるというものです。
アナウンサーの方々は、いざという時のため、平時の今、その訓練に励んでおられます。
さて、創世記19章では二人の御使がソドムの町の滅びをロトに伝えに来ます。
彼らはどのようにしたのでしょうか?
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ロトは
「彼らを見て、立って迎え、地に伏して」
(創世記19:2)
とありますから、自分に関係する特別なお客様が来たのだと認識できたのでしょう。
特に遊牧民にとって旅人を保護することは当然のことで、アブラハムも前章で彼らをもてなしています。
そこで彼は、
「わが主よ、どうぞしもべの家に立寄って足を洗い、お泊まりください。そして朝早く起きてお立ちください」
(創世記19:2)
と申し出ます。
ところが、二人の御使は、
「いや、われわれは広場で夜を過ごします」
(創世記19:2)
と断ります。
これに対して、
「ああ、そうですか。それも結構ですね。ご自由にどうぞ」
とロトが言えるはずがありません。
旅人が初めて来た町の広場で夜を過ごすなど、危険極まりないことだからです。
聖書は続けて、
「しかしロトがしいて勧めたので、彼らはついに彼の所に寄り、家にはいった」
(創世記19:3)
となっています。
「なーんだ、結局泊まるんじゃないか。ここは日本的謙遜のやり取りをしている箇所か」
と思ってはいけません。
これは御使がロトをテストしたのです。
ロトはそんなことを知らずに第一段階のテストに合格したということです。
詳細は次回に…。
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神様の抜き打ちテストがあります。
普段の訓練を続け、テストだとわかってもわからなくても、神の御心を追い求める姿勢で生きてまいりましょう。
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