今日のみ言葉【No.2779】(2022年 3月28日)「キリスト教イロハ(228)『ヨハネの黙示録』」
見よ、彼は、雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに、彼を刺しとおした者たちは、彼を仰ぎ見るであろう。また地上の諸族はみな、彼のゆえに胸を打って嘆くであろう。しかり、アァメン。
(黙示録1:7)
——————
今日(2022年3月28日)の段階で、ロシアとウクライナの間の戦争は続き、核兵器が使用されるかもしれないという恐れが私たちの心を脅かしています。
すると、
「この先どうなるのだろう?」
という不安が生じ、それを解消するために
「聖書は未来のことを何と言っているか?」
と考え、聖書預言の勉強を始めた人もおられるでしょう。
ヨハネの黙示録には確かに世界の終わりのことが書かれてあります。
-*-*-*-*-*-*-
まず「黙示(もくし)」という言葉の意味から説明しましょう。
これは、「おおいを取り除くこと」であり、神の言葉と行為が人間に示されることです。
イメージとしては、上にヴェール(覆い)がかかっていたが、それが取り払われ、今まで隠されていたものが見えるようになった、という感じです。
使徒ヨハネはパトモス島に流刑にあっていた紀元90年代にこの書を書いたと言われています。
紀元81年から96年まで、ドミティアヌス帝のキリスト教迫害があり、第2世代のクリスチャンたちは信仰の苦難に遭っていました。
ですから、ヨハネの黙示録が書かれた目的は、信仰の兄弟姉妹を慰め、励まし、力づけ、忍耐させるためです。
そして、彼は、神の国の完成を示し、神の教会の将来に関する確信を与えたのです。
本書の内容は以下のようになっています。
(1)序文(1章)
(2)7つの教会において今あること(2章〜3章)
(3)今後に起こるべきこと(4章〜22章7節)
(4)結語(22章8節〜12節)
-*-*-*-*-*-*-
黙示録は、スタートとゴール付近にしかカメラが置かれていない箱根駅伝の中継のようなものです。
わかるのは初代教会の出だしと、世の終わり直前の様子です。
途中経過は一切わかりません。
ただし、ゴールの映像は、キリストを信じる者がゴールのテープに飛び込み、勝利を得ている映像です。
私たちがやるべきことは、今どんなにレースで遅れ、勝つ見込みがない状況であったとしても、最後には勝っているのだから、走ることをやめず、次の人にタスキを渡すことです。
この繰り返しが黙示録のゴール映像を作っているのです。
-*-*-*-*-*-*-
勝利を信じて、今日の確かな歩みを続けて参りましょう。
-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-
□ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ □
■メールマガジン「今日のみ言葉」
■発行責任者:山形ジョイフルチャーチ 丸山芳浩
■ご意見ご感想は、 maruyama@mikotoba.org までどうぞ
■Webサイト mikotoba.org
■Youtube 丸山芳浩師 メッセージチャンネル
www.youtube.com/channel/UCXkISdmuTWhsbW1i4DNey6w
■御言葉メールの申込、停止は全て自動でなされます。下記メールアドレスに件名も本文も無い空メールを送信して下さい。
☆御言葉メールをお申し込みになりたい方は
→ reg@mikotoba.org
(仮登録メールが送られますので、その中のリンクをクリックして本登録となります)
★御言葉メールを停止したい方は
→ del@mikotoba.org
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません