今日のみ言葉【No.1862】(2018年10月22日)「 聖霊の働き(1)」

わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。それは真理の御霊である。
(ヨハネ14:16-17)

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聖書を読んでいて、初めはわからなかったところでも、後になって誰から聞いたわけでもないのにその意味がわかり、納得できていたという体験はありませんか?

もちろん学習経験や人生体験の積み重ねで、後から物事を理解できるということは色々な分野であります。

しかし、それらとは質的に別の体験として、こと霊的事柄に関しては、

「ああ、こういうことなのだ」

と腑に落ちたり、いつの間にかそれを当然のこととして受け止めている自分がいます。

キリスト教ではこれを聖霊の働きと言います。

私たちに聖書の真理を説き示すのも、また、一人々々の信仰を導くのも、すべて神の霊の働きであり、この神の霊を聖霊と言います。

聖霊はキリストの霊でもありますから、イエス様の思いと一致しています。

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イエス様は弟子たちに

「わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。それは真理の御霊である」
(ヨハネ14:16-17)

と約束されました。

聖霊は人がイエス・キリストを救い主として受け入れ、信じた瞬間に与えられます。

聖霊は「真理の御霊」ですから、正しいことを我々に明らかにしてくれます。

それは、神とキリストとは何であるかを私たちに知らせてくれるのです。

神という目に見えない方、そして、イエス・キリストという名前だけは聞いたことがある未知の人物。

その全く何も知らない状態から、イエスという御方が救い主であることがわかり、キリストにおいて全人類にご自身を示された神という存在がわかるように聖霊は働いて下さるのです。

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救世軍の山室軍平夫人、機恵子(きえこ)さんが娘時代に洗礼を志願した時の話です。

洗礼準備会で「聖霊とは何か」という問いが出されました。

彼女は

「私をここまで導きたもうた力が、すなわち聖霊であろうかと思いますが、そのほかには何とも言えません」

と、ありのまま感じたことを答えました。

さて、洗礼審査の諮問委員の方々はこの答に対してどう反応したでしょう。

「すると試験係の長老が『それではどうも困る。これでは、まだ洗礼は早すぎる』と言ったのを、植村正久牧師が『いや機恵子さんの言うことが本当らしい。いったい初心者の者が聖霊というような問題について、とうとうと人から習った通りうけ売りするのは、あまりほめたことではない』と言って、彼女の受洗を許したとのことである。」
(『キリスト教入門』、佐藤陽二著、アンカークロス出版、P65)

聖霊とはこのように私たちを一歩々々導いて下さり、クリスチャンとして生きる道を開いて下さるのです。

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聖霊の存在に気づき、歓迎し、この方に導きを求める今日として参りましょう。

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