今日のみ言葉【No.1678】(2017年12月29日)「 新しい時代に備える」
わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。彼らも、わたしの声に聞き従うであろう。そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼となるであろう。
(ヨハネ10:16)
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オーストラリアに行った時、一番衝撃的だった出来事は、
「明日できることをなぜ今日やるのだ?」
と言われて、仕事を止められた時です。
私は一瞬何を言われているのかわかりませんでした。
なぜならそれまで日本で言われてきたことは、
「今日できることをなぜ明日やろうとするのだ!」
ということだったからです。
あれから25年。
「過労死」の英訳がそのまま「KAROSHI」と辞書に載っているほど働き過ぎの日本人の意識が変わろうとしています。
これからは、強制的に働かせられないと分かって安心した人たちが生き生きと働き出す時代がやって来ます。
そこまで行くには、意識の変革のために長期の時間が必要です。
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ユダヤ人以外の異邦人にもキリストの福音が適用されると弟子たちが真に理解するまで、同じように時間がかかりました。
実はすでにイエス様はその真理を伝えていました。
「わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。彼らも、わたしの声に聞き従うであろう。そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼となるであろう」
(ヨハネ10:16)
そのことを、善きサマリヤ人のたとえ話(ルカ10章)で分かりやすく話され、また実際にサマリヤの女との対話(ヨハネ4章)によって弟子たちの目に見せておられました。
このように、神はどんな人も愛し、救いはどの人にも与えられると教えられていたにもかかわらず、弟子たちの固い心はキリストのメッセージを十分には理解せず、自分たちの仲間でない異邦人・外国人も救われるという良き知らせを受け入れていなかったことが次の聖句によってわかります。
「さて、ステパノのことで起った迫害のために散らされた人々は、ピニケ、クプロ、アンテオケまでも進んで行ったが、ユダヤ人以外の者には、だれにも御言を語っていなかった」
(使徒11:19)
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自分の身を振り返っても同じようなものです。
「あの人だけは救われない」
「どうせ言ってもわかるはずがない」
「他宗教の人は教会には来ない」
このような固定観念に縛られていると、新しい時代の波に乗ることはできません。
これらは
「どんな人も信じるだけで救われる」
「聖霊が心を照らして下されば神の真理は一瞬にして理解できる」
「魂の飢え渇きがある人ほど純粋な命の清水(キリストの福音)を受け入れるはず」
と考えを変えなければなりません。
そこに至るまでには弟子たちと同じように時間がかかります。
しかし、神は求めてくる者に与えようとされる御方です。
「求めよ、そうすれば、与えられるであろう」
(ルカ11:9)
「このように、あなたがたは悪い者であっても、自分の子供には、良い贈り物をすることを知っているとすれば、天の父はなおさら、求めて来る者に聖霊を下さらないことがあろうか」
(ルカ11:13)
聖霊の導きに従い、自分を変えていただこうと進んで身を委ねる人に聖霊は働いてくださるのです。
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時代は日々刻々と変わります。
神に求め、聖霊の働きにゆだね、キリストの福音に生きる新しい年として参りましょう。
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