今日のみ言葉【No.1633】(2017年10月24日)「 神のあわれみ」

あなたは全くわれわれを捨てられたのですか、はなはだしく怒っていられるのですか。
(哀歌5:22)

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ジャーナリストの池上彰さんが総選挙の開票特番テレビで「政界悪魔の辞典」なるものを披露しました。

池上氏が「政界・選挙で聞く“あの言葉”」を風刺を効かせて解説したもので、爆笑コメントが殺到したそうです。

一例を挙げると、

「【総選挙】政権選択選挙。AKB48のセンター選びの方が有名」

思わず笑いがこみ上げてきます。

候補者が必ず出す「公約」に関してはこうです。

「【公約】投票前は多くの人に知ってほしい。選挙後は早く忘れて欲しい」

なるほど、ははーん、と頷いてしまいます。

さて、神の公約は必ず果たされ、事前にも事後にも広く知れ渡ります。

たとえそれが裁きと滅びの預言であってもです。

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神の御心に反する生活を続けたイスラエルはバビロニア帝国に負け、数万人が捕虜として連れて行かれました。

これは世界史の教科書に必ず記載されている歴史的事実でバビロン捕囚と言います。

ミカを始めとする預言者たちはかなり以前から何度もそのことを警告していました。

「シオンの娘よ、産婦のように苦しんでうめけ。あなたは今、町を出て野にやどり、バビロンに行かなければならない。」
(ミカ4:10)

それでも民は彼らの言葉を無視し続けました。

ですから自業自得なのです。

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旧約聖書の哀歌には彼らの絶望の叫びが記されています。

「あなたは全くわれわれを捨てられたのですか、はなはだしく怒っていられるのですか」
(哀歌5:22)

今さら何を言っても遅いのです。

どんなに願っても神の裁きが覆ることはありません。

大声で叫んで祈ったからと言ってすぐエルサレムに戻れるわけではなく、彼らはバビロンで裁きの年数を過ごさなければならないのです。

しかし聖書には彼らの叫びが記され、残されています。

人間の考えからすればどんなに無駄に思えようとも、神はその叫びを聞いておられるからです。

いえ、もしかすると、神はその叫びと祈りを待っておられるのかもしれません。

たとえ自業自得、自分が蒔いたものを刈り取っているのだとしても、また、たとえそれが非常識なほど厚かましい願いだとしても、神のあわれみを願う祈りを神は聞いてくださいます。

そして、その祈りを祈った謙遜な者だけが、その先にある神のお取り扱いをはっきりと知ることができるのです。

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神の愛に寄りすがる祈りをする者は、神のあわれみを感じ取ることができます。

謙遜に歩む今日として参りましょう。

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