今日のみ言葉【No.1609】(2017年 9月25日)「 ホッとできる場所」

2017年9月26日

また、彼らにわたしのために聖所を造らせなさい。わたしが彼らのうちに住むためである。
(出エジプト記25:8)

——————

近所の野良猫とバッタリ目が合いました。

あちらはじっと私の目を見てそらそうとしません。

これは猫が緊張状態にいることを表します。

このような場合、先に人間の方からゆっくりと、バッチンバッチン、まばたきをすると友好関係を結べるのだそうです。

猫は相手を信頼しているとゆっくりまばたきをする性質があるので、人間がそうするのを見て

「ああ、この人、私に対する敵意は無いな」

と判断するからです。

猫と仲良くなれたら神様とも仲良くなりたいところですが、むしろ神の方から人間と仲良くなりたいと行動を始めていますよ、と語っているのが聖書です。

-*-*-*-*-*-*-

神は出エジプト後の荒野の生活を送るイスラエルに、幕屋を作るよう命じられました。

幕屋とは、後に石造りの壮麗な神殿が建設される前の時代の「組み立て式移動神殿」です。

なぜそれを作らせたのでしょう?

神がイスラエルの宿営の中に住むためです。

「また、彼らにわたしのために聖所を造らせなさい。わたしが彼らのうちに住むためである」
(出エジプト記25:8)

神は基本的に人と共にいるのが好きな御方なのです。

罪ある人間と聖なる神が一緒にいることはできませんが、十字架によって罪赦された人間とは神はずっと共にいてくださいます。

「見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」
(マタイ28:20)

-*-*-*-*-*-*-

イスラエルの初期の時代、神は幕屋という建物の中に現実に住んで下さいました。

どこか遠い空の果てにいらっしゃる御方なのではありません。

目に見えるあの建物の中に住んでおられる。

それはイスラエルの民をどれほど励ましたことでしょうか。

彼らは、まだまだ先のわからない荒野の生活の中で、

「我々は一人で歩んでいるのではない。全能の神がすぐそばにおられ、祝福となる運命を支えて下さるのだ」

という確信を新たにしたことでしょう。

-*-*-*-*-*-*-

神があなたの人生の中で作ってくださる「幕屋」とは何でしょうか?

そこに行けばホッとでき、ゆっくりとまばたきできる所、あるいはその出来事の記憶。

探してみましょう。

必ずあるはずです。

神はあなたと一緒にいたいと願っておられるからです。

-*-*-*-*-*-*-

神の愛を見出し、一緒に歩いてくださる御方と共に今日の一日を進めて参りましょう。

-*-*-*-*-*-*-
-*-*-*-*-*-*-

●過去記事(バックナンバー)は全て

https://mikotoba.org/

に保管されていますので、いつでもご自由にお読みいただけます。