今日のみ言葉【No.1298】(2016年 6月 1日) 005 「東からきた博士たち」(3)

他の道をとおって自分の国へ帰って行った。
(マタイ2:12)

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東からきた博士たちは、星に導かれ、この世の救い主であり永遠の王であるイエス様を探し当てることができました。

彼らは達成感と幸福感に包まれたことでしょう。

さて、問題が解決し、願望をかなえ、人生の目標に到達した後、その人はどうしたらいいのでしょう?

教会に来て、神様のみわざにふれ、自分の問題が解決し、ハッピーになった後の人生の生き方をどうするか。

答は

「どのように生きても自由」

です。

では、東からきた博士たちはどうしたのでしょう?

興味深い記事が今日の聖句の所です。

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彼らは当然のことながら、自分の国に帰ろうとしました。

一度通ってきた道なら安全な所も危険な所も体験していますから、行きと同じルートをたどって帰るのが最も妥当な帰り方です。

つまり、ベツレヘム → エルサレム → 海沿いの平らな道をたどって、北回りでバグダッド、という、往路も復路も同じ道です。

ところが、聖霊がそれを禁じました。

「夢でヘロデのところに帰るなとのみ告げを受けた」
(マタイ2:12)

とあります。

神は全てをご存知なので、ヘロデが自分の代わりに王となるという者を抵抗できない幼な子のうちに殺してしまおうという悪巧みを知っておられたのです。

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しばしば、聖霊は人間の最も良いアイディアと思われる考えを否定されます。

後にパウロがこのような体験をします。

「それから彼らは、アジヤで御言を語ることを聖霊に禁じられた」
(使徒16:6)

彼は、聖霊にイエス様を伝えることを禁じられる、という摩訶不思議な体験をしました。

しかしパウロは聖霊に従いました。

すると彼はマケドニア人が自分を招く幻を見せられ、東方のアジアではなく西方のマケドニアへの伝道が神の御心であることを確信します。

歴史が証明する如く、この決断がヨーロッパ伝道へとつながり、後にイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが日本伝道にやって来る、という世界宣教の神の計画が広がっていったのです。

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さて、聖書では簡潔に

「他の道をとおって自分の国へ帰って行った。」
(マタイ2:12)

と記されてありますが、これはまたとんでもない命令であったかもしれません。

エルサレムのヘロデに会わないとなると、南側のルートをたどることになります。

これは紅海を渡る海路をたどり、もしかするとアラビア砂漠横断という新たな大旅行となったかもしれないのです。

神との出会いの後には、新たな冒険が控えています。

今までのあなたなら、危険極まりない人生の旅と見えたことでしょう。

しかし、神と共なる人生を始めたあなたなら、危険の存在は以前と変わりなくあっても、聖霊の導きに従って生きるという新たなルートが開けているのです。

「他の道」とはそのような道なのです。

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神と共に、「他の道」をたどる今日の一日として参りましょう。

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