今日のみ言葉【No.1296】(2016年 5月30日) 005 「東からきた博士たち」(1)
イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき、見よ、東からきた博士たちがエルサレムに着いて言った、「ユダヤ人の王としてお生れになったかたは、どこにおられますか。わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました」。
(マタイ2:1-2)
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毎年12月、キリスト教の幼稚園ではクリスマス降誕劇が行われます。
聖書では、黄金・乳香・没薬の贈り物を持ってきたとありますので、3人の博士に扮した園児たちが登場します。
しかし、実際はたった3人の旅人ではなさそうです。
知的で富裕で身分の高い博士たちが高価な贈り物を携えての遠距離の旅ですから、武装した軍隊付き、お世話のお供付きの100人規模の一大旅行団だったであろうと言われています。
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「東からきた博士たち」としか書いてありませんので特定の都市名はわかりませんが、
「東の方でその星を見たので」ということから、当時占星術が盛んだったバグダッドの都からやって来たのだと思われます。
バグダッドからエルサレムまで直線距離にして約900km。大体、東京ー福岡間と同じ距離です。
しかし砂漠の真ん中を通るわけには行きませんので、現在でも車で2000km以上の道のりです。
そのような長く、危険な中をはるばる旅して会いに来るまで、彼らを引きつけた魅力があったのです。
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動画サイトYoutubeにキリスト降誕のシーンがあります。
●映画「ベン・ハー」(1959年版)
https://www.youtube.com/watch?v=SWHeWUzXkeY
ちなみに「ベン・ハー」は来年2017年に新たに作られる予定です。
●予告篇
(※2021年4月28日追記:以下の話は「都市伝説」の可能性が高いので取り消します。)
この「ベン・ハー」の作者ルー・ウォーレスは無神論者で、「キリスト教撲滅論」という本を書こうとして、イエス・キリストなど神ではないという証拠を集めるため、世界中の資料を集めまわりました。
そして、第2章を書き始めたところで、なんと彼はペンを置き、著述を中止しました。
それだけではなく、「わが主よ、わが神よ」とひざまづいて、イエス・キリストに向かって祈りはじめたのです。
キリストを否定しようとして始めた研究でしたが、調べれば調べるほど、十字架で現されたキリストの愛と祈り、そしてあれほど臆病だった弟子たちが短期間弟子をも恐れない殉教者へと変わったことに、何事かを感じざるを得ませんでした。
彼は、キリストが神であるということを否定できなくなっていたのです。
そして「キリスト教撲滅論」を書くつもりが、途中からその本は「ベン・ハー」という不朽の名作に取って代わったのです。
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命をかけてまで会いに行きたくなる魅力がイエス・キリストにはあります。
そのイエス様が、今日、私達と共にいてくださる恵みを味わいつつ、祈りと共に一日を過ごして参りましょう。
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