今日のみ言葉【No.1288】(2016年 5月20日) 002 「羊飼たち」(2)
そして急いで行って、マリヤとヨセフ、また飼葉おけに寝かしてある幼な子を捜しあてた。
（ルカ2:16）
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羊飼いたちのイエス様との出会いのキーワードは
「急いで行って」
です。
彼らはなぜ急いで行ったのでしょう？
それはまず第一に「喜び」だったからです。
夜の真っ暗な中、主の御使が突然現れ、栄光が彼らをめぐり照したわけですから、彼らは非常に恐れました。
しかし御使いは
「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える」
（ルカ2:10）
と教えました。
人々が待ち望んでいた救い主の誕生の知らせだとわかった羊飼たちは、次の瞬間、その子を見ることができるという喜びにあふれました。
「さあ、ベツレヘムへ行って、主がお知らせ下さったその出来事を見てこようではないか」
（ルカ2:15）
イエス・キリストに会いに行く動機の第一は、喜びだからです。
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もうひとつは、イエス様に出会うのに期限があるからです。
食料品に賞味期限、消費期限が明記されてあるように、神様と出会うのにもある定められた期間があります。
「あなたがたは主にお会いすることのできるうちに、主を尋ねよ。近くおられるうちに呼び求めよ。」
（イザヤ55:6）
人生には神と出会うためのチャンスの時があり、また、どうやっても出会えない期間がずっと続く時があります。
アブラハムはサラとでなく、ハガルとの間にイシマエルをもうけた後、13年間、神の沈黙に出会います。
イエス様は十字架におつきになった時、父なる神様から完全に見捨てられました。
「そして三時に、イエスは大声で、『エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ』と叫ばれた。それは『わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか』という意味である。」
（マルコ15:34）
神様は憐れみ深いお方ですから、私たちの人生に数多くの出会いのチャンスの時を与えて下さっています。
ただし、そのチャンスには有効期限があることは確かです。
ですから、イエス様と出会うためには、この羊飼たちのように知らせを受けたら急いで行くことが重要なのです。
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しばしば神様は私たちを急がせるために問題を与えて下さるようです。
Ｙ子さんは小学校教諭です。
彼女は学校中を悩ませるほどの「問題児」と言われる生徒にほとほと手を焼いていました。
ところが自分の勤務校に宣教師の子どもが入学し、問題のその子を自分の家に呼び寄せ、床屋に連れて行ったり、服を洗濯してあげたり、家族全体で関わっている姿を目にし、彼女は驚いてしまいました。
「なぜ日本人の私ができないのに、外国人が愛情いっぱいにこの子を世話出来るのだろうか？」
ある時、Ｙ子さんは真面目にこの質問を宣教師にぶつけてみました。
するとその答えは、
「日本人、アメリカ人の違いではありません」
悟りの良いＹ子さんは
「これは信仰の有る無しの問題なんだ」
と思いました。
彼女はそれまで教会に行くことを警戒していましたが、それからすぐに教会に行き始め、宣教師宅での家庭集会にも参加するように方向を変えました。
神様が与えたチャンスを逃すことなく、しっかりと生かしたのです。
慎重で思慮深いＹ子さんは、8年間かけてじっくり教会に通い、
「キリスト教信仰とは考えることではなく信じることなのだ」
と納得し、洗礼を受けられ、クリスチャンの教育者として地域のために活動しておられます。
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神との出会いのチャンスを目にしたら、迷わず急いで行きましょう。
イエス・キリストはあなたが来るのを待っておられます。
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