今日のみ言葉【No.982】(2015年 2月17日)
銀を求めるように、これを求め、かくれた宝を尋ねるように、これを尋ねるならば、
(箴言2:4)
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雪片付けの応援を頼まれ、ある方が夫と共にご自分の実家に行かれました。
ところが、雪の降らない地方で育ったご主人は雪片付けが下手。器具も少し壊してしまいました。
実家のお母さんが注意したところ、忙しい中、時間を割いて駆けつけたご主人側にも言い分があり、口論となってしまいました。
彼女は二人の間に入って仲を取り持つのに大わらわ。
お母さんは、「もうお前たちには頼まない!」と怒って、その日が終わってしまいました。
家に帰ってから、彼女はひるむことなく、今日の出来事の良いこと探しをしました。
「このことで、母は懲りて夫に手伝いを頼まないだろうから、日曜は礼拝に行けるようになる」
これだけが唯一良いこと、と探し出し、安らかに眠ることが出来ました。
宝は必ずどこかに眠っているものです。
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今日の聖句は、知恵という宝を掘り出せと語っています。
それはどこか地中に埋められ、隠された宝物のように、今のところは見えませんが、尋ね求めるならばきっと探し当てられるのです。
そして知恵という宝を求める時は、
「銀を求めるように」
とあります。
なぜもっと高価な金ではなく銀なのでしょう?
それは、銀のほうが使い勝手が良かったからです。
「収穫物を携えて行くことができないならば、それを銀に換えて、…、銀で望みのもの、すなわち、牛、羊、ぶどう酒、濃い酒、その他何でも必要なものを買い、」
(申命記14:24-26 新共同訳)
とあるように、めったに使えない金ではなく、銀は日常生活で使えるものだったのです。
銀を求めるように知恵を求めるとは、トラブルと思えるような出来事の中に宝物がきっとある、と前向き肯定的にものを見ていく生き方です。
そこに知恵ある人生が開けていきます。
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来年受験なのに勉強しない息子で困っている、というご相談を受けました。
お話を聞くと、先日の三者面談で志望校の合格ラインに届かない成績であることが指摘され、本人がショックを受け、どうやら現実逃避でゲーム三昧らしいのです。
私:「毎日どれくらいゲームをしているのですか?」
親:「1日5時間はやってます」
私:「5時間!それはスゴイ!」
親:「やめろと言ってもやるので本当に困ってます」
私:「いえいえ、5時間もやれるなんて大したものです。凄い集中力の持ち主です。お父さん、これは見込みがありますよ」
親:「は?」
親御さんが一番心配しているのは、お子さんがゲームばかりやっていることです。
しかし、勉強の仕方を覚え、このくらいの量の勉強を続ければ志望校に合格できると見えてくれば、ゲームの5時間は勉強の5時間へと転換していくことでしょう。
集中力とエネルギーという素晴らしい宝が見えてきます。
どんな時でも、そこに神の宝がある、と前向き肯定的に宝探しをすること。
これが知恵の求め方です。
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前向き肯定的に人生の宝を見出す姿勢で生きる一日として参りましょう。
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