今日のみ言葉【No.961】(2015年 1月22日)

わたしはわが魂を静め、かつ安らかにしました。
(詩篇131:2)

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詩篇第131篇のキーワードは

「乳離れしたみどりご」

です。

「乳飲み子」ではありません。

離乳食に切り替わった子です。

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人は生まれてすぐ母乳を含ませてもらい、欲しい時にはいつでも与えられていた時期から、やがて乳離れしなければなりません。

全く別の味を美味しいと感じるかもしれませんが、心地よい体験ばかりではないでしょう。

いつでも自分を完全に満足させていた母乳が無くなることに、混乱と不満を抱くかもしれません。

そのように、人はある時、思うようにいかない現状に突き当たり、そこで今あるものに感謝し、満足することを求められるのです。

食欲の満足を求めて泣き叫ぶ「乳飲み子」から、与えられたものを味わう「乳離れしたみどりご」へと私たちは成長していくのです。

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聖書には、神がそのような人の心を自動的に安らかにする、とは書かれていません。

「わたしはわが魂を静め、かつ安らかにしました。」
(詩篇131:2)

と、詩篇の記者は自分の心を安らかにした、と表現しています。

それは1節の

「わが力の及ばない大いなる事」

があることを認めたからです。

この謙遜な心が養われる前には、きっと彼なりの挫折体験があったことでしょう。

野心を抱き、人生の夢を追いかけ、競争に邁進する日々があったのではなかったでしょうか。

しかし彼には人生のターニングポイントがあったのです。

与えられたもので満足する。

人生の行き詰まりと挫折に出会うことは、真の平安の始まりです。

「わたしは乏しいから、こう言うのではない。わたしは、どんな境遇にあっても、足ることを学んだ。」
(ピリピ4:11)

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無力さから生まれる神への信頼と平安を味わう一日として参りましょう。

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