今日のみ言葉【No.4016】(2026年10月 2日)「宗教裁判(3)」

しかし、人の子は今からのち、全能の神の右に座するであろう」。彼らは言った、「では、あなたは神の子なのか」。イエスは言われた、「あなたがたの言うとおりである」。
(ルカ22:69-70)

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神学校の教授が、神学生に対して言う、昔からある「なぞなぞ」です。

先生は椅子に座って、こう問いかけます。

「全能の神の右に座する、とは、この椅子のどちら側か?」

すると、真面目な神学生たちは考えます。

「先生の右手の側か、それとも、先生から見れば左手側になるけど、正面から見て右側の方が正解か?」

散々迷ったあげく、とうとう教授が答えを出します。

それは、

「そんなバカバカしいことは考えるな!」

です。

では、イエス様が言われた「神の右」とはどういうことなのでしょうか。

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「しかし、人の子は今からのち、全能の神の右に座するであろう」
(ルカ22:69)

聖書で「右」と言えば、それは力や権威の象徴です。

日本語でも、「彼は社長の右腕だ」などという表現で、有能な部下や、特に信頼されている人物を表すことがあります。

ですから、「全能の神の右に座する」とは、神の権威にあずかり、王としての高い地位に就いていることを意味します。

これは、「私は神と等しい権威を持つ者です」と宣言していることに近い表現です。

イエス様は議員たちに信仰がなくても、ご自身についての真理を明らかにされたのです。

すると、これを聞いた議員たちは、

「おまえは人間のくせに、自分を神とするのか!冒瀆罪だ!」

と受け取って、色めき立つわけです。

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彼らはこう問いただします。

「では、あなたは神の子なのか」
(ルカ22:70)

この質問は、冒瀆罪の証拠を得るための最終確認です。

イエス様はそれに対して、

「あなたがたの言うとおりである」
(ルカ22:70)

とお答えになりました。

審理する側にいる議員たちにとっては、もうこれで十分です。

「これ以上、なんの証拠がいるか。われわれは直接彼の口から聞いたのだから」
(ルカ22:71)

となり、

「被告イエスの自白を直接聞いたのだから、証人の必要はない」

という判断を下しました。

彼らの中では、冒瀆罪による死刑判決が確定したのです。

ただし、これだけではイエス様を死刑に処することはできません。

実際の死刑として執行するには、ローマ総督ピラトのもとへ連れて行き、その承認を得る必要がありました。

ローマ帝国の支配下にあったユダヤでは、死刑を執行する権限はローマ総督のもとにあったからです。

ところが、ローマ側から見れば、これはユダヤ地方の宗教上の教義の問題から出た訴えにすぎません。

それはローマ法では扱いませんから、提訴の理由にはならないのです。

そこで彼らは、イエス様を、「王を自称してローマに反逆する者である」として、反逆罪で訴える道へと進んでいきました。

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イエス様は、宗教指導者たちの悪だくみに誘導され、とうとう死刑判決を受けてしまったように見えますが、実は神の御計画の道を正確に歩んでおられたのです。

曲がりくねったように見える神の道も、その先には、神の御心がまっすぐに貫かれています。

私たちも、その真実な神様を信頼して、まっすぐに歩んでまいりましょう。

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