今日のみ言葉【No.803】(2014年 4月15日)
ところがあなたは神を恐れることを捨て、神の前に祈る事をやめている。
(ヨブ記15:4)
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「彼女が欲しい?その鼻毛で?」
パナソニックの鼻毛カッターの商品につけられた有名なキャッチコピーです。
ストレートに真理を突いています。
もうひとつ
「『忙しいなら無理して帰らなくていいよ』は、ほとんどの場合、嘘です。」
こちらはJR東日本の傑作コピー。
ふるさとのお母さんが息子・娘の帰りを待っているが、あえてそれを悟られまいとする姿が浮かび、ジーンと来ます。
愛のある言葉こそが本当に人の心に伝わるのではないでしょうか。
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ヨブ記第15章では、テマンびとエリパズが再登場し、1回目とはまた違って相当厳しくヨブに迫ります。
彼は
「神の前に祈る事をやめている」
というヨブに最も打撃を与えるポイントを突きます。
このように指摘されて、誰がその人の前に立つことができるでしょうか。
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「苦しい時の神頼み」と言われる通り、苦難は人に祈る機会を与えます。
しかし、「苦しい時の神頼み」のたぐいの苦難なぞ、まだまだ試練の序の口です。
本当に苦しみに悩まされ、何の助けも降ってこなければ、私たちは容易に神を恨むようになります。
更にそれが続けば祈りの言葉すら出なくなります。
その状態の時に、
「あなたは神を恐れることを捨て、神の前に祈る事をやめている」
などという言葉はあまりにも正確過ぎて、まるで鋭い氷の刃で身を切られるような感じがします。
しかし、切られるばかりで何の助けにもなりません。
愛に基づかない真理は人を傷つけるのです。
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新約聖書ではこうあります。
「愛にあって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達するのである。」
(エペソ4:15)
相手にとって、それがキツイ真理の言葉であっても、愛にあって語られていれば必ず伝わります。
ただ、初めのうちは、愛にあって語っているつもりで、ついつい
「あなたのためよ」
と自分の意見を押し付けていることに気がつかないものです。
そうやって何度も不本意な体験を重ねた後、
「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣きなさい。」
(ローマ12:15)
の段階へと導かれていきます。
そこにあって真理が愛のうちに語られているのです。
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あなたの苦しみも失敗も、全て神が用いて下さり、愛にあって真理を語る器へと変えられていきます。
今日の一歩を大切にして歩んで参りましょう。
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