今日のみ言葉【No.3332】(2024年 4月10日)「ユダの物語(4)」

彼女は寡婦の衣服を脱ぎすて、被衣で身をおおい隠して、テムナへ行く道のかたわらにあるエナイムの入口にすわっていた。彼女はシラが成人したのに、自分がその妻にされないのを知ったからである。
(創世記38:14)

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物質の中に莫大なエネルギーが秘められていることを、数式で正確に明らかにしたのがアインシュタインの相対性理論です。

これによって導き出される核反応を正しく用いれば、原子力発電となり、人類を潤します。

しかし、知恵が誤用され、核爆弾を作った人類は、滅びに至る危険を作り出しています。

皮肉なことに、お互いの国が核兵器を持っているので、それが戦争抑止力となり、平和が維持されているというのが現代世界の常識です。

タマルは自分の立場を守るため、知恵を用いて、堂々と罪を犯します。

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タマルは、義父のユダがテムナに上ってくるのを知り、

「彼女は寡婦の衣服を脱ぎすて、被衣で身をおおい隠して、テムナへ行く道のかたわらにあるエナイムの入口にすわっていた」
(創世記38:14)

ということをします。

そうしたわけは、

「彼女はシラが成人したのに、自分がその妻にされないのを知ったからである」
(創世記38:14)

と聖書は述べています。

つまり、いつまでたってもユダから呼ばれず、三男のシラとの結婚がかなわないので、彼女は義父のユダと肉体関係を持って子を得ようとしたのです。

これは、形式的にでも夫のある身であるタマルですから、姦淫の罪に当たり、また、義父と関係を持ったということは近親相姦の罪に当たります。

しかし、彼女は自分の生活を守るため、知恵と策略を用いてこれを強行しました。

ユダはまんまとこの罠にはまり、タマルを遊女だと思って買います。

彼女は妊娠し、ユダがそれを知り、一悶着あったことが聖書に記されています。

最終的にユダは悔い改め、タマルとの肉体関係を絶ちます。

タマルは、ペレヅとゼラの双子を産み、ペレヅの子孫にイエス・キリストが生まれます。

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ユダヤ人という呼び名は、このユダから発しています。

ユダの行跡は決してきよいものではなく、人間的欲望にまみれています。

しかし、このユダの家系から救い主が誕生するのです。

まさに、キリストは人間の罪の中に飛び込み、罪人を救うメシアとして誕生されたことがわかります。

神の救いは人間の良い行いによってもたらされるのではなく、まったく見込みのないところに与えられる恵みのわざなのです。

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神の恵みのわざをほめたたえる今日として参りましょう。

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Posted by maruyama