今日のみ言葉【No.3302】(2024年 3月 5日)「ただ、御国を求めなさい(8)」
あなたがたの宝のある所には、心もあるからである。
(ルカ12:34)
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手品をする人に、仕掛けのタネでなく、純粋なテクニックを見せてもらいました。
コインを指の上で次々に移動させるワザとか、手のひらに挟んで見えなくするワザ、華麗な動作等です。
たとえば、「さあ」と言って左手を空中に差し出し、マジシャン自身がそちらに目を向けると、観客の目も左手に移ります。
その間、右手はやり放題なのだそうです。
関心のあるところにあなたの目が向かいます。
「あなたがたの宝のある所には、心もあるからである」
(ルカ12:34)
との御言葉を思い浮かべた時でした。
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今日の聖句は、逆に考えると理解の一助になるかもしれません。
宝のある所に心もあるなら、心のある所に宝があるということです。
つまり、自分が最も関心があり、注目しているところにあなたが大事だと考えている宝がありますよ、ということです。
あなたは何を「宝」としているでしょう。
そこにあなたの心が注がれているのです。
子供が宝だと思っていれば、子供に心が注がれますし、趣味が宝だと思っていれば、趣味に心が注がれます。
それが良いことであるか悪いことであるか、という点を申し上げているのではありません。
ここは文脈上、物が大事だと思っていれば、心はそこに引きつけられていくということを言っているのです。
これは、今まで見てきたとおり、
「それでは足がすくわれてしまうので、神様に心を向けなさい」
というイエス様の言葉なのだと理解しましょう。
物質に支配されない生き方をせよ、とイエス様は私たちに語っておられるのです。
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この「今日のみ言葉」メールは、教会に行けなくなった人たちに利用していただいています。
教会に行けないクリスチャンの方々は、今はインターネットで魂の潤いを求めて検索なさいます。
そこで何らかの形でヒットし、メールで感想を送って下さったり、実際に山形の教会まで訪問して下さる方もいらっしゃいます。
そのような方々と出会って私が強く感じるのは、
「あなたがたの宝のある所には、心もあるからである」
(ルカ12:34)
との御言葉です。
この方々は本当にキリストを宝としておられるのです。
そこにその方の心もあり、その心が飢え渇き、何らかの形で満たそうとしてネットをさまよっておられたのです。
この方々は立派な信仰者です。
いつか、何らかの形で実際の教会につながり、リアルな形でクリスチャン同士の交わりや絆が結べれば良いと思います。
しかし、現在、そうでなくとも、心はキリストと共にあるのですから、天上の教会の一員であることに違いありません。
その方々の信仰生活の祝福を祈ります。
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私の宝とは何かを考え、心の在り場所を点検しましょう。
神の祝福が注がれる今日となりますように…。
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