今日のみ言葉【No.3103】(2023年 6月13日)「神を愛するとは(5)」

しかし、無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。マリヤはその良い方を選んだのだ。そしてそれは、彼女から取り去ってはならないものである」。
(ルカ10:42)

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心理学と脳科学の最新の研究によると、

「成功したときにようやく幸せが手に入る」

と教えられてきたことは誤りであり、むしろその順序は逆で、

「人は幸せでポジティブな気分のときに成功する」
(『幸福優位7つの法則』、ショーン・エイカー著、徳間書店)

のだそうです。

成功したら幸せになるのではなく、幸せだから成功するということです。

マリヤはその正しい順番を選びました。

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マリヤがしたことは、

「主の足もとにすわって、御言に聞き入っていた」
(ルカ 10:39)

ということです。

御言葉に聞き入り、それ以外のことは一切やらない。

他の何ものよりも神を一番としている。

グータラな妹のように見えますが、実はこれが神を最高に愛する愛だったのです。

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イエス様は

「マルタよ、マルタよ、あなたは多くのことに心を配って思いわずらっている」
(ルカ10:41)

と、マルタの名を2度呼んでいます。

聖書の中で名前を2回呼ぶ時は、重要なことを言う時です。

ただし、イエス様はマルタを叱責しているわけではありません。

事実と原因だけを述べて、マルタを責めてはいません。

マルタが行っている隣人愛も大切だが、優先順位があることを教えておられるのです。

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ここから律法学者との対話の中で残された「神を愛する」ことの伏線が回収されます。

「しかし、無くてならぬものは多くはない。いや、一つだけである。マリヤはその良い方を選んだのだ。そしてそれは、彼女から取り去ってはならないものである」
(ルカ10:42)

第一にすべきは「神への愛」なのです。

神を愛するとは神に全存在を捧げること。

マリヤが示した姿は、御言葉に聞き入り、神から「受ける」ことでした。

神から恵みを受けて、第二の「隣人愛」へと進みます。

神を愛することでスタートすると、隣人愛は自然で健全に運ばれるのです。

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一日の最初は御言葉に聞き、神から恵みを受けている幸福感に満たされてスタートしていきましょう。

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