今日のみ言葉【No.3069】(2023年 5月 1日)「生活の処方箋(40)『自己受容』」

ラ・フランス

わたしは限りなき愛をもってあなたを愛している。それゆえ、わたしは絶えずあなたに真実をつくしてきた。
(エレミヤ31:3)

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豊かに生きるために、自分を否定する、自分を捨てる、という人もいます。

自己否定こそ悟りへの最短距離、ということもあるでしょう。

また逆に、肯定的に生きる、すなわち、自己肯定するということも、ある人にとってはタイムリーな答えかもしれません。

しかし、否定も肯定も裏と表で二次元ですから、どうしても、相対立することになります。

第3の道は自己受容、否定も肯定もしないでありのままを受け止めることです。

不登校の子供に対して、

「学校へ行く、行かない」

という否定・肯定の右左ではなく、行っても行かなくても、そこに存在するだけで尊いというメッセージを送る時に、子供自身が最も良き道を選択していくのです。

他者を受容できるためには自分自身のありのままを受容する、すなわち、自己受容が他者受容に正比例することを、ぜひ、今週も体感なさってみてください。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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「この自分をなぜ受容できるのか?」

「良くないことも内包する自分を何も直さないで受容していいのか?」

「自己受容させてしまったら、もはや収拾がつかないほど大変になるのではないか?」

このような疑問に答える聖書箇所は、

「わたしは限りなき愛をもってあなたを愛している。それゆえ、わたしは絶えずあなたに真実をつくしてきた」
(エレミヤ31:3)

です。

神があなたを無限に愛し、今までもずっとあなたに真実を尽くし、愛してこられたのです。

これが自分を愛し、自分をそのままで受け入れてよい根拠です。

あなたは自分自身を良いと認めることができず、とても愛するには値しないと自分を捨てているかもしれません。

しかし、あなた以上の存在が、あなたには高い価値があると認め、愛することをやめないでいるのです。

あなたは自分の価値がわからず、安売りして人に受け入れてもらおうとしているかもしれません。

しかし、全財産を売り払ってでも、つまり、最も愛するひとり子イエスを悪魔の手に渡してでも、あなたという存在を取り戻したいと願っているのが神だと聖書は語ります。

この神の愛を無視しないで、あなたが自分を愛すること。

これが自己受容の始まりとなります。

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山形県産の高級果物として名を馳せるラ・フランスを見て下さい。

収穫直後は規格に外れて市場で売りに出せない醜いジャガイモのような外見です。

昔の人は、これを「みだぐなす」と命名しました。

これは「見たくなし」、つまり「みばえが悪くかっこ悪いもの」という意味です。

良い匂いもせず、固くて、とても味わえるものではありません。

しかし、ラ・フランスの生産者はこれを10日から2週間ほど冷蔵庫に入れます。

2〜3度の冷気の中で、果実の呼吸はほぼ止まります。

息が詰まる時間を経た後、常温に戻すと、ラ・フランスは一斉に呼吸を再開し、実の中のデンプンを様々な糖分に変え、ペクチンのゲル化により舌触りの滑らかさが増します。

この追熟があるおかげで、ジャガイモのできそこないがフルーツの女王となるのです。

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神はあなたの未来と価値を知っておられ、限りなき愛を持ってあなたを愛しておられます。

その愛を自分を愛するエネルギーに変え、自分を受容する人生を歩んで参りましょう。

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