今日のみ言葉【No.428】(2012年10月19日)
だから、自由の律法によってさばかるべき者らしく語り、かつ行いなさい。
(ヤコブ2:12)
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ヤコブの手紙のテーマは、1章22節の
「御言を行う人になりなさい。」
です。
ヤコブは大変厳しい人であったようです。
ですから、神を信じキリストを信じていると言っていながら、語ることに適切さを欠いたクリスチャンたちや、世俗的生活を送っている教会員たちを戒めるために、
「御言を行う人になりなさい。」
と書き送ったのです。
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ヤコブは信仰の「実」を求める人でした。
実とは成果のことです。現代的に言えば、
「結果を出せ」
ということでしょう。
今日の聖句の、「自由の律法」とは、8節の
「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」
を指します。
この御言葉を信じているなら、御言葉が言うように語り、行え、とヤコブは勧めているのです。
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しかし、私たちは結果を出すために神を信じているのではありません。
神を信じた結果としてその信仰の実がなるのです。
心の内で思っていることは必ず外に結果となって出てきます。
ですから、内側を神の思いで満たすことが先決です。
そして、外側の実を結ぶための工夫も行いましょう。
自然のままにしておけば沢山の小さい実をならせるでしょう。
しかし工夫すれば、数は少なくなっても大きな実をならせることが出来ます。
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実を実らせる工夫とは、今あるところを感謝して生きる、ということです。
ある方はなかなか教会に集うことが出来ない状況にいます。
しかし、クリスマスには間違いなく行ける状況を感謝し、その時に人々に与えるプレゼント作りを毎年なさいます。
またある方は健康の都合であまり外へ出ることは出来ません。
しかし、家で平穏に過ごせる状況を感謝し、祈りを捧げることによって教会を支えておられます。
信仰が表に実となって現れるための勘所は、この
「今を感謝して生きる」
という生き方のようです。
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僅かでも構いません。今感謝できることを数えて参りましょう。そこから信仰の実が生まれます。
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