今日のみ言葉【No.2757】(2022年 3月 1日)「イエスは約束のメシアか(9)」

だから今の時代の人々を何に比べようか。彼らは何に似ているか。
(ルカ7:31)

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子供時代に「花いちもんめ」で遊んだことがあるでしょう。

一列に並んで手をつなぎ、向かい合って、「勝〜ってうれしい花いちもんめ♪」と「負け〜てくやしい花いちもんめ!」を言い合い、

「あの子が欲しい あの子じゃわからん 相談しましょ そうしましょ」

のところでは、子供心に真剣に考えた思い出があります。

花いちもんめを思い浮かべていただくと、今日の聖句はある程度想像がつきます。

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「だから今の時代の人々を何に比べようか。彼らは何に似ているか」
(ルカ7:31)

とイエス様がおっしゃったのは、神からの救い主であるイエス様をまったく認めようとしないパリサイ人、律法学者らの姿を描写するためです。

「それは子供たちが広場にすわって、互に呼びかけ、…、と言うのに似ている」
(ルカ7:32)

というところは、「花いちもんめ」と同じように、子供たちが歌を歌って遊んでいるのだと想像してみて下さい。

まず、後半の方から取り上げます。

「弔いの歌を歌ったのに、泣いてくれなかった」とは、葬式ごっこのことです。

すると前半の

「わたしたちが笛を吹いたのに、あなたたちは踊ってくれなかった」

がわかります。

お葬式で笛を吹いたり踊ったりはしません。

これは結婚式ごっこのことです。

つまり、

葬式と結婚式 → 陰と陽 → 断食と飲み食い

と進み、バプテスマのヨハネとイエス様に対する反応の仕方へとつながっていくわけです。

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パリサイ人と律法学者らは、目の前に神のメッセージが生きて動いていても、まったく関心を示しませんでした。

バプテスマのヨハネは断食をし、悔い改めのメッセージをしました。

これは「陰」にあたります。

これに対する彼らの反応は、

「なぜなら、バプテスマのヨハネがきて、パンを食べることも、ぶどう酒を飲むこともしないと、あなたがたは、あれは悪霊につかれているのだ、と言い、」
(ルカ7:33)

でした。

つまり、「弔いの歌を歌ったのに、泣いてくれなかった」ということです。

そして、イエス様の最初の奇跡がカナの婚宴でなされたように、イエス様は喜びをもたらす「陽」になります。

パリサイ人と律法学者らの反応は、

「また人の子がきて食べたり飲んだりしていると、見よ、あれは食をむさぼる者、大酒を飲む者、また取税人、罪人の仲間だ、と言う」
(ルカ7:34)

です。

これは「わたしたちが笛を吹いたのに、あなたたちは踊ってくれなかった」ということです。

彼らの態度が間違っていたことは、最後の言葉で示されています。

「しかし、知恵の正しいことは、そのすべての子が証明する」
(ルカ7:35)

ここを擬人法の表現として受け取ると、「知恵」はイエス様を表し、「そのすべての子」がイエス様を信じたクリスチャンとなります。

パリサイ人、律法学者らとは対照的に、イエス様に関心を示し、信じた者たちの歴史によって、イエス・キリストの正しさが証明されるのです。

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イエス・キリストに無関心な態度をイエス様は強く戒められました。

今日も救い主を意識し、そのみ前で生きる日として参りましょう。

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