今日のみ言葉【No.2513】(2021年 4月14日)「アサリオンの神」
二羽のすずめは一アサリオンで売られているではないか。しかもあなたがたの父の許しがなければ、その一羽も地に落ちることはない。
(マタイ10:29)
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算数の問題です。
あるペットショップで雀が2羽で1円で売られているとします。
4羽でいくらになるでしょう?
そうです、倍の2円となります。
ところがそのお店では、2円出すと5羽買えます。
ということは、最後の1羽は数に入らない「おまけ」ということです。
全く無価値な5羽目も忘れないというのが神の心なのです。
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今日の聖書箇所に出てくるアサリオンとは当時の最小貨幣単位です。
日本で言えば1円、アメリカなら1セントとなります。
さて、マタイによる福音書では
「二羽のすずめは一アサリオンで売られているではないか。しかもあなたがたの父の許しがなければ、その一羽も地に落ちることはない」
(マタイ10:29)
となっていますが、ルカによる福音書では
「五羽のすずめは二アサリオンで売られているではないか。しかも、その一羽も神のみまえで忘れられてはいない」
(ルカ12:6)
と内容が少し変わっています。
冒頭の算数の問題で表した5羽目というのは、この2つの聖句を比較した時に出てくる結論です。
「その一羽も神のみまえで忘れられてはいない」
(ルカ12:6)
というのは、神のご性質を表しています。
神はどんなに無価値に見えようが、1円も稼ぎ出さない0円の私であったとしても、決して忘れることなく、その愛を注いで下さる御方なのです。
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そのような愛の神が伴っていてくださるのだという信仰を、自分のお店の名前で表した人がいます。
整体師の鈴木兄は、自分がいかに無力で弱い存在かということを身にしみて感じていました。
しかし、彼はその自分のために命を投げ出して下さったイエス・キリストを信じました。
鈴木兄が独立する際、
「本当に大丈夫だろうか。自分はやっていけるのだろうか」
と、存在が根本から揺らされる思いがしたと言います。
その時、彼は数に入らない5羽目の雀をもお忘れにならない神様のことを強く示されました。
「そうだ。神様は数に入らない雀のような私を決してお忘れにならず、愛してくださるのだ」
彼はお店の名前をアサリオンから取り、「あさり苑」としました。
何も知らない人々は、
「一風変わった名前だね」
「特徴的ね」
と言いますが、彼の心の中には常に
「神はこの私を忘れずに愛していて下さる」
という思いが脈々と流れているのです。
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今日も神に覚えられていることを信じ、その愛を受け取る一日として参りましょう。
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