今日のみ言葉【No.2494】(2021年 3月23日)「神の介入(1)」

「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」
(ルカ1:28)

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クリスマスイブの夜にプレゼントを届けてくれるサンタクロースのような神。

今日の聖句だけを見るとそんなイメージが湧きますが、実際は違っていました。

今回からしばらく、マリヤの人生に介入された神のみわざを見ていきます。

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マリヤの前に御使が現れ、

「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」
(ルカ1:28)

と告げました。

この突然の出来事に平然としていられるわけがありません。

「この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらしていた」
(ルカ1:29)

とあります。

当然です。

すると御使がこう言いました。

「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです」
(ルカ1:30)

何がおめでたくて、何が恵みなのでしょう?

「見よ、あなたはみごもって男の子を産む」
(ルカ1:31)

これが御使いから与えられた答えでした。

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確かに子どもが与えられることは祝福でしょう。

ただし、婚約していたとはいえ、マリヤはまだヨセフと一緒に生活する前でした。

この時点で妊娠するということは、先のザカリヤ・エリサベツ夫妻とは全く逆の意味を持ちます。

彼らにとって子が与えられることは「恥」をすすぐ機会であり、好都合なことで、まさにサンタクロースからのプレゼントをいただいたようなものです。

しかし、今、胎に子を宿すことになれば、マリヤは人々の信頼を失い、ヨセフは裏切られたと思うでしょう。

御使は一方的に「おめでとう。恵みだ」と言いますが、彼女の人生にとっては出発地点で大きなハンディを負わされることになるのではないでしょうか。

さあ、マリヤの反応はどうだったのでしょう?

以下、次回に続きます。

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神の介入は、人間の目から見て全く不都合な出来事のように映ることがあります。

サンタクロースのような神のイメージから、現実の神へと見方を変える今日として参りましょう。

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