今日のみ言葉【No.2197】(2020年 2月10日)「キリスト教イロハ(46)『悔い改め』」

2020年2月10日

「悔い改めよ、天国は近づいた」。
(マタイ3:2)

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2019年から元号が令和となり、各種書類の年月日の欄に令和と記入するようになりました。

「平成は終わって令和になったのだ」と意識を改めること。

これが聖書で言う悔い改めということです。

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「悔い改め」という漢字を見ると、「後悔して行いを改める」ように思いますが、聖書の言う悔い改めとは後悔することでもなく、また、厳密に言えば行動を変えることでもありません。

悔い改めはギリシャ語でメタノイアと言います。

この言葉の意味は単なる「方向転換」です。

従って、悔い改めとは、「思いを変える」「考え方を変える」ということになります。

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今日の聖句はバプテスマのヨハネが語ったものです。

「悔い改めよ、天国は近づいた」
(マタイ3:2)

彼はメシア到来の前触れとなる役割を持った人でした。

古い時代は終わり、新しい時代が始まると告げた人なのです。

今まではいつ来るかわからない救い主を待つ時代だったが、いよいよそのメシアが来て、

「天国=神の国=メシアが統治する時代」

が目の前に来ているから、あなたがたの考えを変えて新しい時代に備えなさいということです。

このように思いを変化させることが悔い改めです。

ですから、

・罪はゆるされない → 罪はゆるされる

・私など救われない → 救われる

というふうに考え方を変えることが「悔い改め」という言葉の純粋な意味なのです。

悔い改めは直接的に行動の変化まで要求していません。

思いが変われば、行動はその結果として変わっていくのです。

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Sさんは娘思いの良きお父さんです。

その可愛い娘さんが洗礼を受けてクリスチャンになるらしいと聞き、お父さんは反対しました。

しかしお嬢さんは頑としてその決心を変えようとしません。

娘さん思いのSさんは

「ただ反対するだけではダメだ。ここは娘の心境を理解せねばならない」

と考え、違和感と抵抗感はありましたが、キリスト教を勉強しようと娘と共に教会の礼拝に集い、牧師の説教を聞くようになりました。

これが第一の悔い改めです。

考え方が変わったので行動も変わったのです。

さて、初めは険しい顔で話を聞いていたSさんでしたが、学びが進むうちに、全知全能の神がおられ、その神が自分をも含めて全てのものを創造されたことを知り、いつしか礼拝で見る顔が穏やかな表情に変わっていきました。

彼は

「娘には『お父さんと神様とどっちが大事だ。神様がお前に何をしてくれたんだ』などと問い詰めていたが、ずいぶん恐ろしいことを言っていたものだ」

と思うようになり、神様の存在を身近に感じられるようになりました。

これが第二の悔い改めです。

神の前での罪人なる自分を意識したSさんは、自分も神からの赦しを得て洗礼受けたいと思うようになりました。

これが第三の悔い改めです。

その後、Sさんご一家は良きクリスチャンホームとなりました。

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神はこのような私を愛していて下さる、と思いを変え、聖書の言う「悔い改め」の人生を送って参りましょう。

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