今日のみ言葉【No.2126】(2019年10月23日)「最後まで堅くささえて下さる方」
主もまた、あなたがたを最後まで堅くささえて、わたしたちの主イエス・キリストの日に、責められるところのない者にして下さるであろう。
(第1コリント1:8)
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今年、ラグビーW杯が日本で開催されましたが、相手国のチームが感動することがあります。
それは敵側であるはずの日本の観衆が、自分たちの国歌を一緒に斉唱してくれたということです。
ホームではなくアウェイの地で、自分たちの言葉の国歌を観衆から聞けるということは大きな励ましと感動となったと言います。
クリスチャンのホームは天ですが、この世はいわばアウェイの地です。
そこで天の御国の言葉を聞くことがクリスチャンにとって大きな力となります。
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神様は
「あなたがたを最後まで堅くささえて」
(第1コリント1:8)
下さる御方です。
この御言葉からわかることは、聖書は安楽で何の問題もない人生を保証していないということです。
もし何も問題がなければ、私たちは支えられる必要がありません。
問題があり、繰り返し労苦しなければならないことがあり、ストレスを感じ、時に潰されそうになる人だけが支えを必要としているのです。
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なぜ人生に苦難があるかは旧約聖書ヨブ記の中心テーマですが、冒頭の1章で神がサタンにヨブに災いを与えることを許可されたという明確な理由が記されています。
そうすると、サタンが災いを下す実行犯で、神様がその総元締の大親分のような感じがしますが、そうではありません。
神は災いを用いてヨブの信仰をさらなる高みへと導こうとなさったのです。
神は悪さえも用いて、それを善へと変えられるお方だからです。
しかし、ヨブには一切その理由が知らされないでヨブ記は終わります。
ですから私たちも、なぜ自分があんなひどい目に遭ったのか、なぜこれほどまで苦労させられたのか、が一生かかってもわからず、そのまま死ぬこともあるのです。
ヨブの場合は、
「無知の言葉をもって、神の計りごとを暗くするこの者はだれか」
(ヨブ38:2)
と言われる神の言葉によって、自分の知る範囲以上のことを神は知っておられ、自分が考えられる以上の大きな御心と御計画の中で事が進められているのだ、と自分の苦難の理由がわからずとも、全ては神の御心によって行われていることを信仰によって悟りました。
私たちもヨブと同じように、苦難のただ中にいる時、
「わたしたちの主イエス・キリストの日に、責められるところのない者にして下さる」
(第1コリント1:8)
という神の目的のために試練を通されていること、そして、神様は最後まで堅くささえて下さるということを覚えましょう。
それは無理をして頑張り続けよということではありません。
人間には限界がありますから、忍耐にも限度があり、途中で投げ出すことがあってもおかしくありません。
しかし、再びそこから始めることができるのが、復活の主を知るクリスチャンの特権です。
そのためには、この世のあきらめの言葉ではなく、神の言葉を聞き続けることが鍵です。
誰もあなたを励ましてくれず、かえって気落ちするようなことばかり聞かされる時、ただ一人、神だけは
「主もまた、あなたがたを最後まで堅くささえて、わたしたちの主イエス・キリストの日に、責められるところのない者にして下さるであろう」
(第1コリント1:8)
との御言葉を持って、私たちを励まし、魂に力を与え、支え続けて下さるのです。
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神の言葉を聞き続けることが必要だというお話です。
最近Aさんの車からは「キー、キー」という音がします。
ある高齢の方を教会にお連れすることになっていたので、念の為ガソリンスタンドで見てもらったら、
「お客さん、ベルトが劣化してヒビが入っているのが原因です」
と言われ、切れたら車が故障して大変なので交換することになりました。
80歳のその方に、
「車がないので残念ながら教会には行けません。また次回に…」
と伝えると、逆にその元気なおばあちゃんが
「一度教会に行ってみたいと思っていたから、私の車で私が運転して乗せて行ってあげる」
とおっしゃるではありませんか。
お言葉に甘えて乗ったはいいものの、Aさんの車と全く同じ「キー、キー」という音がするではありませんか!
Aさんは
「この車、いつ故障するかわからない」
と恐怖に包まれました。
しかし今そのことをおばあちゃんに言えば、彼女も恐れてしまうだろうと考え、Aさんは往復の道のりではずっと祈り続け、最後に無事帰ってきた時にとうとう言うことが出来ました。
「今までキー、キーという音に気づかなかったのですか?」
おばあちゃんは気づかないと言われました。
高齢のせいでだんだん耳が遠くなっていたのです。
そして、今まで車に乗せた友達も誰一人異音のことを言った人はいない、とおっしゃるではありませんか。
つまり、お友だち全員、耳が遠い人ばかりで、誰もその異常を感知していなかったということです!
この世は誰も神の言葉を聞かないので、誰も神の警告を感知しません。
しかし、聖書を通して神の言葉を知り、人は確かな真理の言葉を耳にするようになります。
世の中は、放っておいても真理の言葉が聞こえてくる、などという状態には置かれていません。
ですから、この神の言葉を常に自分に聞かせるのです。
神様は最後まで私を支えて下さる、という約束を自分に言い聞かせ、自分のペースで試練に対処し、倒されては起き上がることを繰り返しながら、私たちは責められるところのない者へと変えられていくのです。
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御言葉に耳を傾け、自分に言い聞かせ、心にとどめる一日として参りましょう。
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