今日のみ言葉【No.2047】(2019年 7月 3日)「信じて癒される」
そこでイエスが女に言われた、「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」。
(ルカ8:48)
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先日、お医者さんに行った時に、
「先生、当たり前のようですが、この薬は飲むと効きますが、飲まないと効きませんね。飲まなかった夜は必ず症状が現れます」
と言うと、医師は
「?」
という顔をします。
薬の血中濃度のデータから、服用を忘れた場合でも一日くらいは成分が身体に残っているからです。
どうやらプラセボ効果(偽薬効果)らしいのです。
ただの小麦粉を「よく効く胃薬ですよ」と言われて飲むと本当に胃がスッキリして効果が現れるというアレです。
私の場合は逆のケースで、
「飲まないと症状が出るのではないか…」
と否定的方向に信じていたので、案の定、夜中に苦しむという事態を自分で招いていたのです。
まったくお恥ずかしいこと限りない弱気な自分です。
しかし、収穫はありました。
信じるという行為は、信仰とは全く関係ない医学上でも大いに力を持っているのだということを、皮肉にも痛い経験で私は知ることができたのです。
信じたら癒しは起こる。
これは程度の差こそあれ、科学的事実であり、さらに真の神との結びつきがあれば、私たち人間の思いを遥かに越えた世界が広がるのです。
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イエス・キリストの公生涯は前半と後半で全く違います。
前半はご自分が救い主メシアであることを人々に知らせるため、来た人全てを癒されました。
「それは、多くの人をいやされたので、病苦に悩む者は皆イエスにさわろうとして、押し寄せてきたからである。」
(マルコ3:10)
しかし、十字架への道が確定した後半は、一般群衆を信じさせようとする働きはやめ、弟子訓練に力を注ぎ、癒しはご自分を信頼してやって来る者たちだけに限られました。
ですから、信仰の有無が癒しの重要なポイントとなったわけです。
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この長血の女はイエス様の衣に触れて癒やされたのですが、それは彼女がこう信じていたからです。
「み衣にさわりさえすれば、なおしていただけるだろう、と心の中で思っていたからである」
(マタイ9:21)
イエス様には癒しの力があると信じてはいましたが、堂々と正面から出ていく度胸はなく、
「この女がイエスのことを聞いて、群衆の中にまぎれ込み、うしろから、み衣にさわった」
(マルコ5:25)
とマルコは記しています。
その程度の弱々しい信じ方でも、命ある信仰があるところには癒しが起きるのです。
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癒やされた女に対してイエス様は
「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい」
(ルカ8:48)
と彼女の信仰をほめ、励ましを与えました。
その後の彼女は、どんな障害物に出会おうとも、それに負けない人生を送ったことでしょう。
全ての問題が解決できるスーパーパワーを得たということではありません。
彼女は、自分を癒し、愛して下さる神がおられるという人格的出会いをしたのです。
そのような方が私と共にいてくださると信じる人生に、敗北はありません。
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神が共に歩いてくださると信じ、今日の歩みを進めて参りましょう。
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