今日のみ言葉【No.1938】(2019年 2月 8日)「人を汚すもの(3)」
2019年2月8日
人から出て来るもの、それが人をけがすのである。すなわち内部から、人の心の中から、悪い思いが出て来る。
(マルコ7:20-21)
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「右クリック」や「ドラッグ&ドロップ」の概念を発明したのは、元マイクロソフト社員の中島聡さんという日本人プログラマーです。
プログラムにはバグ(不具合)がつきものですが、中島さんたちが開発していたウィンドウズ95は、納期時に3500個のバグが残っていたにもかかわらず、そのまま製品化されたそうです。
事実を隠蔽していたのでしょうか?
いいえ違います。
中島さんはこう書いておられます。
「バグの数は、大規模なプロジェクトの場合、ある臨界点に達するともうそれ以上減らないということがプログラマーの世界では知られています。なぜなら、あるバグを直すとその副作用でほかのところでバグが発生する可能性があるからです。つまりソフトウェアのバグというのは、完全に0にするのがとても難しいのです」
(『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』、中嶋聡著、文響社、第2章より)
人間が作り出すものはあくまで不完全と割り切り、深刻なバグさえ修正できていればいい。後でアップデートを繰り返して完全を目指そうというやり方です。
私たちも、「私はバグあり人間なのだ」とはっきり意識していることが大事なのです。
そしてその私を完成へと導いて下さる神を心に迎え入れることが、聖書が示す「バグ無し人生」への道です。
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「人を汚すもの」シリーズの今日は最終回です。
洗わぬ手でパンを食べたのを非難されたことから、それは衛生上の問題ではなく律法遵守の問題であり、さらにそれは人間の言い伝えの方を神の律法より上にするパリサイ人らの罪であることがあばかれました。
神の教えを台無しにしたのは、儀式をきちんと守って手を洗い、パンを食べていた律法学者やパリサイ人の方です。
洗わない手で、つまり不衛生なパンを食べたからそうなったのではないとイエス様は語っておられます。
外から人の口に入る食物は人の心を汚しません。
むしろ人の汚れは内部にあり、それが外側に現れるのです。
「人から出て来るもの、それが人をけがすのである。すなわち内部から、人の心の中から、悪い思いが出て来る」
(マルコ7:20-21)
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この汚れた心にイエス・キリストを迎え入れることが信仰です。
私たちの心の奥底をキリストによって満たしていただく時、その人は神の支配の中にあり、神の国がその人に到来するのです。
まじめに生きてきた人ほど、自分の心の汚れを取り除こうと努力しては失敗し、しばらく後に気を取り直して再チャレンジするものの、失望に終わる……。
そういう人生を飽きもせず繰り返してきたのではありませんか?
人間はたとえ努力しても、自分の力ではこの心の汚れ、つまり罪を除くことはできないのです。
ではどうすればいいのか?
聖書が語る答は、心の汚れを自分の力で取り除こうとすることをあきらめ、キリストを心に迎えるように努力の方向も質も変更することです。
そうするとどうなるのでしょうか?
神はその人をそのままできよいものと見てくださり、さらにイエス・キリストご自身がその人をきよめて下さるのです。
「もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる」
(第1ヨハネ1:9)
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先の中島さんの本の見出しに次のようなものがあります。
「3500個のバグがあっても、世界は変わる」
何と清々しい言葉でしょうか。
私たちは、ヘマをしたり、物忘れをしたり、生活の中で穴だらけ、バグだらけの人間です。
それらを追及し、「今度こそはしないぞ!」と決心して直しても、もぐらたたきゲームのようにまた次のバグが現れるものです。
ですから後はこう祈りましょう。
「神様、自分の力ではどうしようもないこの気持ちがあります。罪だとはわかっていますが、私の力では直せませんので、今あなたに告白しています。イエス様の十字架でゆるして下さったあなたの約束を信じております。このバグを取り除いて下さい。あなたがどのような方法でお取りになるのかはわかりませんが、お委ねいたします。よろしくお願いいたします」
そして、3500個のバグが残っているのを知っていても、ゆるされたと信じて前に進むのです。
そのあなたをお用いになって、神は世界を変えていかれるからです。
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神の力が働くことを信じ、不完全な自分のまま、神にゆだねて一歩進んで参りましょう。
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