今日のみ言葉【No.1848】(2018年10月 1日)「 復活(3)」
しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。
(第1コリント15:20)
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「初物を食べたら東を向いて笑え」
と子供の頃、親から教えられ、畑で採れた茄子やキュウリはもちろん、初ガツオに新米などなど、食べる時は強制的に笑わさせられた思い出があります。
迷信なのでしょうが、今年もその作物を続けて食べられる感謝を教えていたのだな、と大人になった今では理解しています。
聖書では、救いに関してキリストが初物ならぬ初穂として重要な意味を持つことを教えています。
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聖書は救いには3段階あると教えています。
まず地上の生涯でキリストを信じた時、魂が救われます。
この時はまだ肉体は救われていません。
第2段階、すなわち復活の時に体が救われます。
これで人間の救いは完成ですが、人を取り巻く環境がまだ救われていません。
第3段階で自然界が救われ、調和の取れた完成した姿に戻ります。
それはキリストの再臨の時です。
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人はこれを頭で理解しようとしても出来るものではありません。
キリストが言われた約束を信じ、将来必ずそうなると待ち望んで生きることが人間に出来ることです。
ただし、このことは架空の理論ではなく、確かな事実に基づいているとパウロは言っています。
「しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである」
(第1コリント15:20)
聖書の福音は確かな事実の上に立っています。
2000年前にナザレのイエスという人物がユダヤの地にいたことは確かな歴史的事実です。
彼が裁判にかけられ、十字架につけられたことも事実です。
聖書は、それは人間の罪を負うためであった、とその意味を明らかにしています。
イエス・キリストは墓に葬られました。
そして三日後によみがえり、天に昇られました。
これは「眠っている者の初穂」ということです。
初穂とは他の収穫に先駆けて実る穂です。
初穂が出たということは、この後さらに穂が実り、多くの収穫があることを意味しています。
つまり、キリストの復活が初穂なら、それはこの後、キリストを信じた者たちが復活する保証となるということです。
キリストを信じる者にはこの希望が与えられているのです。
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昨日納骨式が行われたK兄はまさにその希望を生き抜いた人でした。
40代で病気により視力をほぼ失った彼は、盲学校に入り、第2の人生を歩み出す決心をしました。
ところがガンが発見され、治療に専念するため盲学校での学びも断念せざるを得なくなりました。
打ち続く試練。
厳しい治療と入院生活。
しかし彼は全く希望がへし折られたかのように見える事態の中で、イエス・キリストを信じる希望を周囲の人々に振りまいて生きていました。
教会で証しをし、お見舞いに行った人は彼の明るさに触れて帰って来ました。
亡くなる1ヶ月前に私がお見舞いに行った時も、「先生、感謝です」と彼は何度も語り、命輝かせて生きておられる姿を見せて下さいました。
K兄は目が見えなくなりましたが、死の向こう側にある天国と復活をしっかり見ていたのです。
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キリストにある復活の希望を待ち望む今日として参りましょう。
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