今日のみ言葉【No.1570】(2017年 7月20日)「 地は神からのプレゼント」

わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。
(創世記1:29)

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夏のお中元のシーズン、私は毎年頭をひねります。

あの人には何がいいだろうかと考えるからです。

当然ながらその人に悪いものは選びません。その人に合う最も良い物を贈ろうとします。

ある年、糖尿病の人に甘いお菓子のセットではなく、ノンカロリーのこんにゃくセットを送ったことがありました。

神が人間に与えたプレゼントはこの地球です。

この地は最も良いものとしてあなたに与えられていると聖書は語っています。

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神が造られたこの世界は

「はなはだ良かった」(口語訳)
「非常に良かった」(新改訳)
「極めて良かった」(新共同訳)
「very good」(NIV)

と表現されるほどに素晴らしいものでした。

神はこの良きものを人間にプレゼントとして与え、ゆだねられたのだと聖書は語ります。

「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう」
(創世記1:29)

「神はまた言われた、『われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう』」
(創世記1:26)

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ところが、祝福であるはずの地球環境が逆に人間を脅かすものとなっている事例が幾つもあります。

昔から人類は常に自然災害と隣り合わせに生きざるを得ませんでした。

これは創世記第3章で人間が罪を犯したので、楽園(エデンの園)から追放された結果だと聖書は説明しています。

また、人間自身が招いたものとして、地球温暖化による気象の異常や、原子力発電所の事故でクローズアップされた放射性廃棄物の問題等があります。

これは本来「祝福」であるはずのものが、神の支配やご計画に反して使われると「呪い」に変わることを表しています。

私たちは十分そのことを知った上で、しかしこの世界は神が極めて良いものとして人間に与えられたのだと見ていく必要があります。

その前提で自分の周りを見、神の御心を求めて生きていこうとする時、神からの良き贈り物に囲まれて生きている自分を見出すのです。

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私が住む山形市は東北なのに暑い土地です。

盆地なので夏は湿度の高いモワッとした日が多く、これに山越えの熱風(フェーン現象)が加わるとたまったものではありません。

2007年に岐阜県多治見市に追い越されるまで、1933年からずっと「日本最高気温は40.8度(山形市)」と教科書に載っていたほどです。

では冬も温暖なのかというとそうではありません。

雪は降り、氷点下の冷凍庫生活が幾日も続くのが山形の冬の気候です。

春や秋はどうかというと、日中の温度差が20度以上ある日も珍しくありません。

朝はセーターを着て、昼はTシャツ1枚で過ごすというわけです。

しかし、このような土地だからこそ、果樹王国として山形県は存在しているのです。

季節ごと、そして昼夜の温度差があるので、野菜や果物には甘みが加わります。

冬に大量に降る雪は、山の豊富な水源となり、良質な水が安定して供給されています。

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物事は否定的に見ていこうとすると、「見込みはない」「ダメだ」と、どこまでも否定的に見ることができますが、肯定的に見ようとしたら、どこまでも肯定的に見ることができます。

「神からの贈り物として今私の環境がある。これは良きものとして与えられているのだ」と考えて神の贈り物を探そうとする生き方も人生。

「何を言っているか、だまされまいぞ」と生きるのも人生。

「いやいやそんな気休めはいりません。どうせ無理です。あきらめてます」と生きるのも人生です。

どの生き方も選べます。

しかし、同じ生きるのなら、

「人生、わからないこともあるし、辛いこともある。けれど、神様は私に良い贈り物をしてくれたのだから、それを一つ一つ見つけて、箱を開け、中にあるものを取り出して楽しむ人生を生きよう」

という選択をしてみたらいかがでしょうか?

1年、2年ではわからないかもしれません。

しかし、20年、30年と経った時、あなたの顔の表情が神からの良き贈り物となっていることに気づくことでしょう。

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神のプレゼントを開く今日一日となりますように…。

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