今日のみ言葉【No.1465】(2017年 2月 2日) 063 「イエスの弟子になったピリポ、ナタナエル」(1)
その翌日、イエスはガリラヤに行こうとされたが、ピリポに出会って言われた、「わたしに従ってきなさい」。
(ヨハネ1:43)
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営業のプロの方にお聞きすると、商品の説明をして
「私、それ、いただくわ」
と即決でご購入されるお客様は全体の1割いらっしゃるそうです。
どんなに説明しても買わないお客様も1割。
残りの8割、つまり大部分の人は、どうしようか迷っているお客様です。
この方々に決断させるテクニックがあるのだそうです。
それは、二者択一を迫るやり方です。
たとえば、
「何をお飲みになりますか?」
と言われて、
「どうしようかなあ…」
と迷う人でも、
「熱いのがいい?それとも冷たいのがいい?」
と2つのうちのどちらか、と言われると、
「じゃあ、温かいお茶でお願いします」
と決められるのです。
イエス様の弟子の中で、初めから明確なビジョンを持ち、即決でイエス様に従ったのがピリポでした。
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ピリポはイエス様の「わたしに従ってきなさい」という一言で従いました。
招きの言葉一つで自分の人生を賭けることができたピリポとはどんな人だったのでしょうか。
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(1)救い主に関する正しい知識と理解(知性)
彼はイエス様と出会った直後、友人のナタナエルにこう言っています。
「わたしたちは、モーセが律法の中にしるしており、預言者たちがしるしていた人、ヨセフの子、ナザレのイエスにいま出会った」
(ヨハネ1:45)
ピリポは聖書を読み、「キリスト(救い主、メシヤ)」とはどのような方か正しく理解していたのです。
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(2)聖なるものに接する生活(感性)
聖書に親しみ、救い主を待ち望む生活は、霊的センスを敏感にさせます。
それはたとえて言うと、「配達時間帯を指定して宅配便を送ったよ」と連絡を受けて待っているようなものです。
だいたい間違いなくこの時間に来る、となると、家の前の道を走る車の音が聞こえてきます。
配達する車のブレーキの音まで聞こうとする耳になります。
聖書を読み、祈る生活を続けていると、聖なるものへの感性が養われ、キリストを受け入れる準備が整うのです。
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(3)神に自分の人生を従わせる準備(意志)
彼の「魂(たましい)」には備えがあったと言えます。
「どうしようかよく考えてみて…」という心ではなく、初めから神に従う、と決めてかかっている心の持ち主でした。
それが「一言で一生を賭ける」というピリポの決断につながりました。
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聖書を読み、祈る生活が、キリストに従う決断の土台となります。
「わたしに従ってきなさい」というキリストの御声を聞き、いざ、人生の決断をなさる時、スッキリとした心で前に進むことができますように…。
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