今日のみ言葉【No.1418】(2016年11月22日) 046 「らい病人シモンと香油を塗った女」(2)

すると、ある人々が憤って互に言った、「なんのために香油をこんなにむだにするのか。この香油を三百デナリ以上にでも売って、貧しい人たちに施すことができたのに」。そして女をきびしくとがめた。
(マルコ14:4-5)

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私の実家の老犬が高齢になり、いよいよ最後が間近になってきました。

ペットの葬儀をしてくれる業者さんをあれこれ調べてみると、基本料金にプラスしてオプションをつければどんどん高額になっていくことが分かります。

経済観念の強い(つまりケチ)私は、「何もそこまでしなくても。その分を他に回せば」と思いますが、飼い主にとってそれは愛の行為なのです。

愛は時に浪費と見える行動を取ります。

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ナルドの香油をイエス様の頭に注いだ女の行為を見た弟子たちは、憤慨しました。

無駄なことをしたと感じたからです。

イエス様のために犠牲が払われることを無駄と感じている彼らの心…。

しかし、他人事ではありません。

人の行為をお金に換算したり、計算、値踏み、損得勘定で事をとらえようとすることは、私たちも弟子たちと同じように、しばしば行っているはずです。

たとえば、今日の聖書個所を現代的に言い換えてみると、

「この香油を300万円以上にでも売って、アフリカの飢えた子どもたちや、避難してきた難民の方々に寄付することができたのに」

というふうになるのではないでしょうか。

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イエス様は、この女の愛の行為をそのまま受け入れて下さいました。

「するままにさせておきなさい。」
(マルコ14:6)

ローマ人への手紙の中で、パウロは神の真理をこう明かしています。

「互に愛し合うことの外は、何人にも借りがあってはならない。」
(ローマ人13:8)

借金はするな、とパウロは言っていますが、「愛される」という「借金」はいくらしてもよいということです。

イエス様はあなたの愛をそのまま受け取って下さいます。

安心して、自分以上でも自分以下でもない、あなたサイズの愛を示すことを神はお望みなのです。

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あなたの愛を素直に示す今日として参りましょう。

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