今日のみ言葉【No.1399】(2016年10月29日) 039 「イエスのもとに連れてこられた幼な子」(3)
よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこにはいることは決してできない。
(マルコ10:15)
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チャペルウェディングが流行しだした時によくあったことです。
新郎新婦のご両親が、司式をする私に
「先生へのお礼はおいくらでしょうか?」
と尋ねてこられます。私は、
「それは挙式をする会社へのお支払いの中に含まれていますから、どうぞお気遣いなく」
と答えますが、それで引き下がらない方が結構おられました。
親:「先生、本当のことを言って下さい」
私:「いえ、本当に必要ありません。お気持ちだけ受け取っておきます」
すると一呼吸おいた後、
親:「先生、相場はどのくらいなのでしょうか?」
相手の言葉を鵜呑みにしたのでは通らない世の中の苦労を味わってこられた方なのだなあ、と思わされました。
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世の中を渡るための知恵が、神の国を受け入れるのには妨げとなっています。
私たちが人の言葉をその通りに受け取って行動した時、
「常識が欠けている」
「あの人がああ言っているのは謙遜で言っているのだから、本当のところを読み取らなくてはならない」
などと言われ、恥をかいた記憶があるものです。
そのような諸々の出来事によって、私たちの心は傷つき、いつしか「言葉通りに受け取る」ことよりも、その言葉の裏を読んだり、遠慮したりするようになっています。
ですから、
「イエス・キリストの言葉は確かで、昨日も今日も永久までも変わらずに信頼できる言葉です」
と聞いても、
「そうかな?そんなうまいことあるかな?」
と思うも当然です。
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この状態を打開する一案として、キリストの言葉を素直に信じたらどうなるのかを自分の体を使って実験をしてみることをお勧めします。
神の国は平安な国ですから、心が平安になり、ストレスから解放された状態にあることが一つの目安となるのではないでしょうか?
免疫ドクターとして有名な安保徹医師は、ご自分の鼻水によって体調を測っているそうです。
鼻水が黄色くなってネバネバしてくるのは、疲れによる症状のひとつです。
ストレスを感じると交感神経が緊張して分泌現象が抑制されます。
逆に副交感神経が優位になってリラックスしていると、分泌が促進されるのでサラサラした鼻水が出ます。
鼻をかんだ時にズルっとして出にくくなる。
この体の微妙な反応に気づいて、ちょっと休憩を入れると、その後の疲れも重くはならないのだそうです。
神に祈って仕事をし、ゆだねていった時に、鼻水がどうなるのか?
あなたの実験としていかがでしょうか?
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イエス・キリストは、あなたが素直に救いの言葉を受け取るように求めておられるます。
一歩、その方向に進んでみる日として、今日の一日を味わって参りましょう。
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