今日のみ言葉【No.1214】(2016年 1月22日)
「大いに愛せられる人よ、恐れるには及ばない。安心しなさい。心を強くし、勇気を出しなさい」
(ダニエル10:19)
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私の父の心臓バイパス手術の時、
「なぜこんなに検査をするのだろう。今にも発作が起きたら大変だ。」
と、家族の心理とは
「一刻も早く!」
なのだな、と振り返って思います。
手術には段取りがあり、あちらの血管を取ってこちらに使い、そこがダメならこちらを、万一の時にはこう…、ということを医師は事前に綿密に考え、執刀します。
遅いと感じる私の知らないところで、医療チームは最善を成していて下さったと実感します。
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ダニエル書第10章では祈りの遅延の理由が書かれています。
ダニエルは3週間の断食祈祷をした後に、御使いが現れ、
「ペルシャの国の君が、二十一日の間わたしの前に立ちふさがった」
(ダニエル10:13)
からだと明かしてくれました。
実は祈りは、祈った瞬間から聞かれているのです。
「ダニエルよ、恐れるに及ばない。あなたが悟ろうと心をこめ、あなたの神の前に身を悩ましたその初めの日から、あなたの言葉は、すでに聞かれたので、わたしは、あなたの言葉のゆえにきたのです。」
(ダニエル10:12)
地上での私たちの祈りは、すでに神の耳に入っています。
しかし、人間側の私たちにそれぞれの事情や都合があるように、天にも天の側の都合や知られざる事情があるのです。
私たちがなすべき生き方は、
「大いに愛せられる人よ、恐れるには及ばない。安心しなさい。心を強くし、勇気を出しなさい」
(ダニエル10:19)
との御言葉によって励まされ、また、自分自身を励まし、祈りを通して最善に導かれていることを信じて生きることです。
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K子さんは毎年検診を受け、人一倍健康に気をつける人です。
ある年、特に受けなくても良いオプションの検査を受けたところ、腫瘍が発見されました。
K子さんは検査の結果にショックを受けました。
最初に浮かんだ考えは、
「なぜ私が?」
でした。
「あれほど毎年様々な検査をし、健康維持に努めて食事にも気をつけてきたのに、なぜ…?」
という考えが頭の中を去りません。
彼女は祈らされました。
ダニエルには3週間の祈りの戦いの期間がありましたが、K子さんもそれと同じような祈りの戦いの時を過ごしました。
そして、
「毎年検査を受けていたから、このように早期発見ができたのだ」
という思いに達しました。
そのことをお医者さんに話すと、医師は何も言わず、ニッコリと微笑んでくれたそうです。
K子さんは平安の内に手術に臨み、あれよあれよという間に退院してしまいました。
この経験を通して神様はさらに霊的深みを彼女に与えられ、そのお仕事や人間関係、教会での奉仕の中に、神の最善の賜物を発揮できるようにしてくださっているのです。
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祈りは聞かれています。
最善の結果となることを信じ、安心して今日一日を過ごして参りましょう。
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