今日のみ言葉【No.1127】(2015年 9月 9日)

主は言われる、見よ、わたしがわが民イスラエルとユダの繁栄を回復する日が来る。
(エレミヤ30:3)

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映画『007』(ダブル・オー・セブンが正式発音)のジェームズ・ボンドは、英国の秘密情報部「MI6」のスパイという設定です。

世界最強の情報機関はアメリカの「CIA」でしょうが、実はそれ以上と言われているのがイスラエル諜報特務庁「モサド」です。

今のイスラエルは全世界に離散したユダヤ人が再び集まってできている国ですから、日本人のように皆同じような顔をしてはいません。

ヨーロッパ系、アジア系、アフリカ系、アラブ系ユダヤ人の集まりです。

ですから、どこかの国でスパイ活動をしても、その国の人と全く同じ顔つきで、完璧にその国の言葉を話すので、バレないのです。

これは、聖書の預言通りに全世界に散らされた民が再び神によって集められるという奇跡がなされた後の副産物と言えます。

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エレミヤ書第30章は回復の預言です。

裁きと滅びを宣告された民に対して、その先の回復の希望があることを神はエレミヤを通して告げ、今の苦難に耐えて生き抜く力を与えられました。

「主は言われる、見よ、わたしがわが民イスラエルとユダの繁栄を回復する日が来る。」
(エレミヤ30:3)

神が下された裁きなので、神がそれを解いて下さるのです。

「万軍の主は仰せられる、その日わたしは彼らの首からそのくびきを砕き離し、彼らの束縛を解く。」
(エレミヤ30:8)

このエレミヤと、その後のバビロン捕囚時代を共に生き抜いたエゼキエル、ダニエルなどの預言者たちの言葉に支えられ、イスラエルの民は民族としての独自性を保ち、故国に帰還できたのです。

これは本当に神の奇跡でした。

同様の奇跡が、その後もっと大規模に起こります。

バビロン捕囚から解放されて数百年後、イエス・キリストは救い主ではないとして十字架につけたイスラエルは、ローマ帝国によって完膚なきまでに滅ぼされ、人々は全世界に離散させられてしまいました。

それから1900年間に渡る流浪の民の時代が続きます。

しかし、第2次世界大戦後イスラエルは再建され、現在、全世界に影響を持つ国として存在しています。

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1948年にイスラエルは国家として歴史上に復活しましたが、全世界からやってきた人々の集まりなので、話す言葉が全く異なっていました。

世界の公用語は英語ですから、それを使えば簡単だったでしょう。

しかし、イスラエルは元々先祖たちが使っていたヘブル語(ヘブライ語)を公用語として使うことに決めました。

1900年間使われていなかった言語を日常の言葉として復活させたのです。

これは言語学上の奇跡と言われています。

「あり得ない」はずの出来事が、目の前に当たり前の出来事として私たちはこの2つの奇跡を見ています。

神が「回復する」と言えば、それは必ず実現するのです。

その神の言葉を土台として生きる道を選択することが、神の奇跡を体験する人生を生きるための鍵です。

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回復の人生があることを生活の土台に据え、今日の一日に揺るぎない一歩を刻んで参りましょう。

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