今日のみ言葉【No.970】(2015年 2月 2日)

主よ、悪しき人々からわたしを助け出し、わたしを守って、乱暴な人々からのがれさせてください。
(詩篇140:1)

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「彼らの頭脳や心は石でできている。言葉が通じない」

クリスチャンのジャーナリスト後藤健二さんが、イスラム国に入る直前に、シリア人の通訳にこう漏らしたそうです。

何ものかに熱狂し、悪魔に心を奪われた人の状態はこうなるのでしょうか。

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悪に出会った時になすべき第一のことは、逃げることです。

今日の聖句はこう語ります。

「乱暴な人々からのがれさせてください。」
(詩篇140:1)

そんな弱いことでいいのでしょうか?

いえ、逆にそれが神の御心なのです。イエス様も主の祈りの中でこう祈れと命じておられます。

「わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください。」
(マタイ6:13)

悪を図る者とは関係を絶ち、全く離れること。これが人を幸いに導く第一の道です。

「悪しき者のはかりごとに歩まず、罪びとの道に立たず、あざける者の座にすわらぬ人はさいわいである。」
(詩篇1:1)

これが人間である自分の弱さを知る者が第一にすべきことです。

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そして詩篇第139篇の記者は、悪の撲滅を神に願います。

「主よ、悪しき人の願いをゆるさないでください。その悪しき計画をとげさせないでください。」
(詩篇140:8)

戦いは正しい方が勝つとは限りません。強い方が勝つのです。

最も強い神に勝っていただき、悪を滅ぼしてもらうように祈ることが第2の段階です。

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しかし、神の深い御心は人間の一直線の祈り通りにはなりません。

「主なる神は言われる、わたしは悪人の死を好むであろうか。むしろ彼がそのおこないを離れて生きることを好んでいるではないか。」
(エゼキエル18:23)

神は罪人なる人間が悪から翻って生きるようにと望んでおられます。

「わたしは何人との死をも喜ばないのであると、主なる神は言われる。それゆえ、あなたがたは翻って生きよ」
(エゼキエル18:32)

ここまでが旧約の限界です。

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新約聖書では、イエス・キリストが人類の罪の全てを十字架で負って下さり、「それが自分のためであった」と信じる者全てに罪のゆるしを与えて下さいました。

そして聖霊が内に住み、私たちの心を内側から正し、神の御心の方向へと導いてくださるのです。

翻って生きようとしてもそうできない私たちのために、神が全てをなして下さり、あとは「そうなった」と信じることにより、神の力が働き、いつの間にか生き方が変わっていることを知ります。

「私の力ではない」

そう告白し、神を賛美する日が必ずやってくるのです。

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現在、神様は、ひたすら人の悔い改めを待っておられるのです。

「ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。」
(第2ペテロ3:9)

悪に対する対応は、人それぞれの実力に応じて変えなければなりません。

逃げる段階、立ち向かう段階、祈る段階、赦す段階等、様々あります。

私達が信じる神の深い御心を知った上で、今日の一歩の方向を決め、歩み出してまいりましょう。

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Posted by wp2016_toko