今日のみ言葉【No.938】(2014年11月13日)
神よ、わが心は定まりました。わが心は定まりました。
(詩篇108:1)
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今日の聖句のように、心が定まるのはいつでしょうか?
それは朝です。
続く2節に
「わたしはしののめを呼びさまします。 」
とあるからです。
この「しののめ(東雲)」とは、夜明け前に茜色にそまる空のことを言います。
夜の闇から暁闇(ぎょうあん)に移り、水の底が見えてくるようなそのひととき。
完全な朝と夜の闇の間の時間です。
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つまり、詩篇108篇の記者は、一晩中、夜を徹して祈っていたのです。
それほどまでに祈らざるを得ない状況に、彼は追い込まれていました。
「この先どうしたらいいのか?」
「決断しなければならないが心が定まらない」
「先延ばしにすればするほど状況は悪くなっていく」
そのような中、彼は神の御心を求めて祈り、そしてついに心が定まりました。
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なぜ心が定まったのでしょう?
それは、この詩篇の記者が全てを捨て去り、ただ一心に神を求めるのみ、の境地に至ったからです。
彼はかつて神にも見捨てられたと思う体験をしました。
「神よ、あなたはわれらを捨てられたではありませんか。」
(詩篇108:11)
当然、
「人の助けはむなしい」
(詩篇108:12)
という事も徹底的に知らされています。
人にも神にも捨てられ、自分自身も当てにならない。
全く助けがない状況で、彼は今一度神に信頼する道を選ぼうと決心できたのです。
もはや人生の勝ちも負けもない。
至らぬながらも、ただ一心に神の指し示す方向に己が身を捧げていこう。
このように、身にまとわりつく一切のものをスッパリ捨てられると、心は自ずと定まっていくものです。
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祈りの夜の後には、心が定まる朝が備えられています。
神の御心のみを見つめる今日一日として参りましょう。
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