今日のみ言葉【No.4012】(2026年 9月28日)「生活の処方箋(351)『率先して挑戦する』」

よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。
(ヨハネ12:24)

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人間に与えられたすばらしい贈り物の一つは、美しいものを見て感動できることです。

犬や猿が美しいものを見て感動したとは聞いたことがありません。

このすばらしい特権を享受するためには、どうすればよいのでしょうか。

たくさんの方法があるでしょう。

まず、誰にでも、いつでも、どこでもできることは、人を喜ばせることです。

人が喜んでいる姿ほど美しいものはありません。

では、どのようにして人を喜ばせることができるのでしょうか。

相手が最も必要とする、正しいことを実践することです。

それは差し上げる側の犠牲を伴います。

命の輝きに満ちた美しさとは、一粒の麦が地に落ちて豊かに実を結ぶように、生活の中で、率先して損と思うものに挑戦することです。

そこに美しさを見いだし、やがて、損を損とも思わない好循環が生まれてくるのです。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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「率先して損と思うものに挑戦する」と、「損を損とも思わない好循環が生まれてくる」とはどういうことでしょうか。

自分にとって得になるかどうかを先に考えるのではなく、誰かのためになることなら、自分が負担を引き受ける側に先に回ってみることだと考えてみましょう。

たとえば、自分から謝ってみることです。

そうすると、自分の非を認めることになり、自分の立場は一時的に不利になることもあるでしょう。

あえて面倒な仕事を引き受ければ、自分が楽をできなくなります。

これらは一般的には「損」です。

しかし、自分が犠牲になることで相手が喜ぶ姿を目にすることになります。

すると、意外にも、自分が損をした辛さよりも、相手が喜んだことのほうが大きく感じられる時が出てきます。

それを繰り返しているうちに、

「損をした」 → 「人が喜んだ」 → 「自分も喜びを感じた」 → 「また人のために何かしたくなる」

という循環が生まれてくるのです。

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イエス・キリストも、率先して「損」、つまり、自らを差し出す歩みをなさいました。

その究極が十字架です。

ここで大切なのは、十字架とは、単なる「我慢」や「自己犠牲の美徳」ではないということです。

土台にあるのは、一粒の麦が地に落ちて死ぬことによって、豊かな実を結ぶという約束です。

「よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる」
(ヨハネ12:24)

つまり、神は損に見えるものを、決して無駄にはされず、御心のうちに用いてくださるという信頼です。

損を恐れて何も手放さない「一粒のまま」でいることも、イエス様にはできたはずです。

それは、十字架を避け、ご自分の命を守る道です。

しかし、その安全よりも、「地に落ちる痛み」を引き受けられました。

そして、神が結んでくださる豊かな実を望み見て、イエス様は十字架にかかられたのです。

その十字架と復活によって成し遂げられた救いが、弟子たちを通して宣べ伝えられ、教会を通して全世界に救いの福音として届けられているのです。

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御言葉は、私たちを自分から一歩踏み出していく生き方へと招いています。

神を信頼し、一歩を踏み出して行く一日としてまいりましょう。

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