今日のみ言葉【No.3938】(2026年 6月22日)「生活の処方箋(326)『「即答」より「確答」』」

正しい者の心は答えるべきことを考える、悪しき者の口は悪を吐き出す。
(箴言15:28)

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NHKのアナウンサーが、小説家の井上靖氏と対談した時のことです。

ある質問に対し、井上氏は「ちょっと待ってください」と奥の方へ行かれました。

生放送の本番中で、カメラが回っていましたが、いくら経っても現れず、担当者が大変気をもんだそうです。

しかし、同時に、担当者は大変感動されました。

どのような状況でも、正確な回答をしようとされた井上氏の誠実な人柄に、プロデューサーやアナウンサーはじめ、スタッフの方々が驚かされたのです。

井上氏のように、正確に事を語り、為す人だからこそ、生放送の本番中であっても、まずは確認してから、答えようとなさったのでしょう。

つい、いい加減に、確認も熟慮もせず、事を為す私にとっては、いつまでも心にとめておきたいお話の一つです。

あなたにとってはいかがですか。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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現代社会はスピードを求め、即座に反応できる人が優秀だと見なされがちです。

しかし、真に価値があるのは「早さ」ではなく「正確さ」です。

生放送という極限状態であっても、井上靖氏は、

「わからないことは確認する」

「待たせてでも正しいことを語る」

という姿勢を貫きました。

その徹底した誠実さが、結果として周囲に深い感動と信頼を生み出したのです。

聖書に

「正しい者の心は答えるべきことを考える」
(箴言15:28)

とあります。

ここでの「正しい者」とは、神と人に対して誠実で、真理を重んじる人を指します。

そのような人は、質問に対して衝動的に口を開くことはありません。

発する言葉一つが、人を温かく包み込むことも、鋭い刃のように切り裂くこともあると深く理解しているからです。

そして、自分の言葉が事実に基づいているか、相手にとって有益か、語るべきタイミングかを熟慮してから発言するのです。

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「即答」より「確答」です。

神の前に誠実に生き、私たちが発する言葉を通して、神の愛を体現する者として生かされてまいりましょう。

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