今日のみ言葉【No.3807】(2025年12月22日)「生活の処方箋(283)『琵琶湖に学ぶ』」

キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた。
(ピリピ2:6-8)

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Aさんの仲間たちが次々と事業を成功させていきました。

Aさんが事業に着手し、それを成功させたのは、みんなよりもだいぶ遅い時期でした。

しかし20年が過ぎ、仲間の多くが散っていたのに対し、Aさんは盤石な事業をさらに拡大しています。

Aさんは、

「事業の成功の秘密は琵琶湖にある」

と言いました。

日本一の琵琶湖は、「近畿の水瓶」として付近に豊かさを与えています。

周囲を取り巻く山々から、なんと125に及ぶ一級河川を、支流も含めると2000もの河川を受け入れながら、出口は、琵琶湖疎水を除けば瀬田川の一本だけです。

それだけ土地が低く、言い換えれば、姿勢を低くしてすべてを受け入れ、エネルギーを一つに集中しているのです。

琵琶湖に学んだAさんの人生観は、どなたの人生観にもなる、一つの生き方ではないでしょうか。

(※田中信生の『生活の処方箋』より)

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琵琶湖から学ぶこと、それはまず、「すべてを受け入れる低さ」です。

琵琶湖は最も低い場所に身を置いているからこそ、2000もの河川から水が注がれます。

人間にたとえるなら、多様な恵みはもちろん、時には試練さえも受け入れることができる人のことです。

「神は高ぶる者をしりぞけ、へりくだる者に恵みを賜うからである」
(第1ペテロ5:5)

次に学べるのは、「一本に絞られた出口」です。

出口が一つであることは、エネルギーの純化と集中を意味します。

多くの経験や知識を取り込みながらも、それを一つの明確な使命へと凝縮して流し出す姿です。

「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ、主はそれをなしとげ、あなたの義を光のように明らかにし、あなたの正しいことを真昼のように明らかにされる」
(詩篇37:5)

そして最後に、そこに見えるのは、キリストが歩まれた姿そのものです。

イエス・キリストは、神としての地位に固執することなく、最も低い「僕のかたち」をとり、「人間の姿」を受け入れられました。

そして、人類の救いという一点の目的のために、すべてのエネルギーを集中させたのです。

「キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、かえって、おのれをむなしうして僕のかたちをとり、人間の姿になられた。その有様は人と異ならず、おのれを低くして、死に至るまで、しかも十字架の死に至るまで従順であられた」
(ピリピ2:6-8)

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琵琶湖に学び、キリストに学ぶ。

この生きた信仰の歩みを続けてまいりましょう。

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