今日のみ言葉【No.3792】(2025年12月 4日)「メラの苦い水(2)」

モーセは主に叫んだ。主は彼に一本の木を示されたので、それを水に投げ入れると、水は甘くなった。
(出エジプト記15:25)

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人から八つ当たりされたとき、どのように対処すればよいでしょうか。

相手は感情が爆発している状態ですから、一度その場を離れて落ち着く時間を置く必要があります。

そして、冷静になってから「感情」と「事実」を分けて話を聞くことが大切です。

感情へのケアとしては、

「今、怒っているのは分かりました」

と相手の気持ちを理解していることを伝えます。

次に、事実へのケアとして、

「具体的に何に困っていますか?」

と、問題の内容を丁寧に聞き取ります。

では、モーセはどうしたでしょうか。

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つぶやきは、神に対する不信から生まれます。

ですから、民は直接神に訴えるべきだったのです。

ところが、それができないので、民はモーセに聞こえるようにつぶやきました。

これは典型的な八つ当たりです。

では、喧嘩を売られた形のモーセは何をしたでしょう?

直接彼らとやりあったのでしょうか?

いいえ、モーセは相手にわからせようとか、

「我慢せよ。もうしばらくの辛抱だ。やがて良くなる」

などの説得や、あるいは気持ちをなだめるようなことは言っていません。

彼がしたことは、民に向かって何事かを言うことではなく、

「モーセは主に叫んだ」
(出エジプト記15:25)

と、顔を神に向け、神に向かって叫ぶことでした。

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モーセが主に祈り、神の助けを求めた時、

「主は彼に一本の木を示された」
(出エジプト記15:25)

とあります。

人からのつぶやきを受けた時、あるいは、自分自身がつぶやきたくなった時は、神に向かって祈ることが良いのです。

そうすれば、神はそのつぶやきを除く方法を示して下さいます。

神はモーセに一本の木を示され、

「それを水に投げ入れると、水は甘くなった」
(出エジプト記15:25)

とあります。

この神の御業によって、イスラエルの民の渇きの「問題」は解決され、彼らの不安の「感情」も取り去られました。

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人生で大事なことは、苦さを甘さに変えることです。

誰でも苦い思いをする時があります。

それを苦いままで留め置かず、甘さに変える人の人生は何と祝福されているでしょうか。

新約時代の「木」はイエス・キリストの十字架の「木」です。

「人々はこのイエスを木にかけて殺したのです」
(使徒10:39)

キリストの十字架を自分の人生に「投げ入れる」時、つまり、十字架を自分の罪の贖いと赦しであると信じる時、人の人生は苦いままで終わらず、甘さへと変えられていくのです。

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神に向かって祈る時を大切にしてまいりましょう。

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