今日のみ言葉【No.3706】(2025年 8月20日)「第八の災害(1)」

そこで、主はモーセに言われた、「パロのもとに行きなさい。わたしは彼の心とその家来たちの心をかたくなにした。これは、わたしがこれらのしるしを、彼らの中に行うためである。
(出エジプト記10:1)

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7番目の災いで、雹が亜麻と大麦を打ち倒しましたが、それよりも良い小麦とスペルタ麦は打ち倒されずに残されました。

これは神のあわれみです。

しかし、パロはまた心をかたくなにし、イスラエルの人々を去らせようとはしません。

そこで、神は、エジプトの人々の生存のために残しておいた作物も一掃するような災いを下されます。

それが第8番目の災い、いなごの害でした。

残っていた小麦とスペルタ麦も、いなごによって食い尽くされていきます。

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しかし、このようなことを神が行われるのは、単に破壊を目的としてではありません。

神の目的は、パロの悔い改めと、ご自身の名が全世界に伝えられることにあります。

そこで、神はパロに悔い改めのチャンスを与え、警告のためにモーセを再びパロのもとに遣わされました。

この箇所を読む際に、気をつけなければならない点があります。

それは、

「わたしは彼の心とその家来たちの心をかたくなにした」
(出エジプト記10:1)

という表現です。

この言葉だけを見ると、あたかも神がパロの心を直接操り、意図的に罪深くさせたかのように感じられます。

しかし、これは聖書特有の表現で、あらゆる出来事の第一原因を神とみなす表現法です。

実際はパロが自分の思ったとおりのことを自分の意思で行ったのです。

しかし、聖書的には、神がすべての始まりですから、神がまずパロを自由にさせたと考えます。

その結果として、パロは自らの意思でかたくなな心を持ち続けたのです。

神が放任されたので、パロの心はかたくなになっていた。

それを聖書は、

「わたしは彼の心とその家来たちの心をかたくなにした」
(出エジプト記10:1)

と表現しているのです。

そして神は、パロの反逆すらも、ご自分の名が全世界に知らされるための機会となされたのです。

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神は常にあわれみ深く、ときに事前に警告を与えてくださいます。

御心に従って悔い改め、祝福を受けるのか、それとも警告どおりの結末を迎えるのか。

それは私たちの決断にかかっています。

小さなことから悔い改めを始め、大きな悔い改めに備える一日として歩んでまいりましょう。

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